蔵前倉庫 運用マニュアル v2 — 現場メンバー向け

本書は 蔵前倉庫(7110)で日常運用に関わる全員 向けの操作ガイド。受注〜出荷の通常フロー・入荷・在庫操作・棚卸・訳あり処理・商品登録・出荷実績突合 までを 1 冊にまとめる。
マニュアル本編(manual_ch00〜ch10)よりも厚く、印刷チートシート(manual_digest_印刷用)よりも詳しい中間粒度。ツール(機能1〜10)が前提。
本書とマニュアル本編で記述が食い違ったら マニュアル本編が正。検証 V## の最新挙動は 04_99_検証保留リスト.md も参照。

蔵前倉庫(7110) / A4 印刷想定 30〜50 ページ

0. はじめに(本書の読み方・用語ミニ辞書)

0-1. 想定読者

0-2. 本書のスコープ

含む含まない
  • 毎日の受注 〜 出荷フロー
  • 入荷・在庫操作・棚卸・訳あり処理・商品登録・出荷実績突合
  • 共通 UI(ヘッダー検索・再読込・エラーログ)
  • 困った時の章横断対応
  • ココドット倉庫(7158)のオペレーター運用
  • のしの鉄人 の内部仕様(印刷ツールとしての利用方法のみ言及)
  • BigQuery パイプライン
  • ツールのインストール・デプロイ手順
  • ロジレス・Shopify・楽天 の管理者設定

0-3. 操作主体の表記ルール

本書では各操作の冒頭に 「マーチャント側」 または 「オペレーター側」 を明示する。これは ロジレスの 2 つのアカウント区分 を指す。

アカウント主な担当本書で見るアイコン的表現
マーチャント商品マスタ・受注確認待ち対応・入荷予定登録・倉庫間移動「マーチャント側」
オペレーター入荷登録・出庫・棚移動・棚卸・出荷検品・実績戻し「オペレーター側」

編集権限の境界: 出荷作業中 の伝票はマーチャント側からはロックされ編集不可。編集したいときは「出荷待ちに戻す」で物理引当解除 → 編集 → 「出荷作業中へ移動」で再開。

0-4. 用語ミニ辞書

用語意味
PL出荷指示書(Picking List)。ロケ・商品・数量・特記事項を記載した倉庫向け紙
FEFOFirst Expired First Out。賞味期限が近いものから先に出すルール
MPマルチプラットフォーム。ロジレスのバーコード検品画面
確認待ちマクロが何かを検知した、住所不備等で一時停止された受注ステータス
引当受注に在庫を割り付けるシステム処理
物理引当「どの棚のどの賞味期限を使うか」まで決まった状態(STEP 2 で発生)
Ghost 親セット商品の親。在庫を持たず、構成品から引当
_S 版訳あり SKU。型番末尾 _S。物理不良・期限間近の販売用
ケース販売単品 × N の事前束。型番末尾 _B、F3=ケース販売、17 列 CSV
W1 / W2W1 = 訳あり棚(引当可)/ W2 = 廃棄予備・判断保留棚(引当不可)
retirement_*ロジレスが自動生成する引当不可ロケ。期限切れ等で在庫が仮想移動される
マーチャント側 / オペレーター側ロジレスの 2 つのログイン区分。§0-3 参照
3 コード統一商品コード = 識別コード = ロジレスコード(13 桁)の状態。第 7 章 参照
F1 / F2 / F3 / F4商品マスタのフリー項目。F1 = 商品タイプ(Shopify Type 同期)/ F2 = ブランド / F3 = 特殊分類 / F4 = 賞味期間日数
F3 6 値通常 / 訳あり / セット品 / ケース販売 / グッズ / 資材
引当不可日数出荷期限の何日前から引当対象外にするかの設定値
抹茶系型番に MC を含む商品。鮮度低下が早いため引当不可日数のルールが別
のしの鉄人のし印刷用の社内ツール。詳細仕様は本書範囲外

1. 早見表

使う場面判断に迷ったらまず開く。ステータス・コード・引当不可日数を 1 ページにまとめた早見表

1-1. ステータス遷移

[受注] → 確認待ち → 引当待ち → 出荷待ち → 出荷作業中 → 出荷済み
            ↑ ↓                                   ↑
         (対応済み)                         (送り状番号 UP)

1-2. 受注伝票ステータス別「触っていいか」

ステータス意味触っていいか次アクション
確認待ちマクロ検知で停止マーチャント側で対応内容確認 → 修正 → 「対応済み」
引当待ち在庫不足触らない(在庫補充待ち)在庫が入れば自動で出荷待ちへ
出荷待ち引当完了オペレーター側で進める「出荷作業中へ移動」
出荷作業中物理引当済み、ロック中マーチャント側からは編集不可出荷作業を進める
出荷済み送り状番号 UP 後の最終状態触らない(完了)

1-3. 在庫ステータス

ステータス意味触れるか
保管中通常在庫、引当対象棚移動・出庫 OK
ピッキング中出荷作業中の伝票に物理引当済み触れない(出荷完了 or 出荷待ちに戻すまで)
保留引当不可ロケ(期限切れ・W2 等)棚移動で通常ロケに戻せば復帰
ピッキング中残は保管状況 CSV で「保管中」から自動的に差し引かれて出力される(独立列なし)。棚卸前は必ずゼロ化(第 5 章 §5-2-1)。

1-4. F3(商品分類)6 値

意味
通常一般販売品
訳あり_S 版(物理不良・期限間近)
セット品Ghost 親(構成品から引当)
グッズ有料掛け紙等(HANA 系含む)
資材内部消費
ケース販売_B 付き、17 列 CSV

1-5. 引当不可日数(代表値)

条件日数
F3=訳あり / 抹茶系(MC*)20
F3=訳あり / その他30
F3=セット品 / グッズ / 資材0
F3=通常 / F2=山本山 / F1=ギフト系 + F4=540150(旧 120)
F3=通常 / F2=山本山 / F1=単品系 + F4=54090
F3=通常 / F2=山本山 / F4=39090
F3=通常 / F2=山本山 / F4=360, 240, 18060
F3=通常 / F2=山本山 / F4=12040
F3=通常 / F2=山本山 / F4=9030
F3=通常 / F2=山本山 / F4=0 / 空0
F3=通常 / F2=YMY / F4=360120
F3=通常 / F2=YMY / F4=24080
F3=ケース販売

完全表(F4 リスト外・警告ケース等)は 第 7 章 §7-5

1-6. 商品コード規則

カテゴリ商品コード識別コード備考
通常品(AO あり)AO コードJAN
_S 版 / Ghost 親 / グッズ(AO なし)商品コード = 識別コード = ロジレスコード(3 つ同値、13 桁)機能1 STEP 3-2 で API PUT 自動統一
ケース販売(_B)元 AO 末尾 2 桁 → 10 置換空欄採番不要、自動採番に依存しない
改廃品訳あり化元 AO のまま元 JAN のままSKU 不変、属性のみ変更

新規登録分は機能1 STEP 3-2 で 3 コード統一が完結する。

1-7. 倉庫 ID

倉庫ID本ツールでの対応範囲
蔵前(=山本山 EC)7110マーチャント + オペレーター 両方の操作対象
ココドット(=小田原)7158マーチャント側操作(機能5 入荷予定 / 機能1 商品登録 / 機能10 倉庫移動 / ヘッダー検索)のみ。オペレーター側操作はココドット側オペレーターが別系統

2. 毎日のフロー(受注〜出荷)

使う場面毎日朝〜夕の通常運用。確認待ち対応 → 出荷待ち → 出荷作業中 → 集荷 → 実績戻し

2-1. 受注〜出荷の通常フロー(STEP 1〜10)

STEP 1. 確認待ち注文の対応(マーチャント側)

朝一の作業。受注メニュー → 確認待ちタブ

  1. 確認待ちの伝票を 1 件ずつ開く
  2. 何で止まっているか確認(受注詳細画面に理由が表示される)
  3. 必要なら手動で修正(住所・明細・配送方法・備考など)
  4. 問題なければ 対応済み ボタン
  5. 引当待ち or 出荷待ち に移動する

典型理由: 購入者備考あり / マクロ判定(時間指定不可・下書き等)/ 住所不備 / 未登録商品コード / のしの鉄人連携。複数理由が重なることあり。

STEP 2. 出荷待ち → 出荷作業中(オペレーター側)

出荷メニュー → 出荷待ちタブ

  1. 出荷モデル で任意のものを選択(下表)
  2. モデル横の 出荷開始 を押下
  3. 対象伝票が「出荷作業中」へ移動 → 作業開始

裏で自動: 物理引当(FEFO) + 帳票印刷可能化 + 受注ロック(マーチャント側から編集不可)。

モデル名フィルタ用途
本日〜2 日先 出荷分出荷予定日 ブランク〜2 日先当日〜2 日先の出荷予定日のもの
本日〜明日 出荷分出荷予定日 ブランク〜1 日先当日と翌日が出荷予定日のもの
本日分のみ出荷予定日 ブランク〜0 日先出荷予定日が当日のもの
物販「物販」タグ付きPOS 注文を一括処理する時(§2-2 参照)

STEP 3. 出荷指示書(PL)の印刷(オペレーター側)

  1. 出荷作業中タブで対象伝票を表示
  2. 画面上部の 出荷指示書出力 ボタン → PDF 生成 → 印刷

PL に印字される情報: 商品コード / 商品名 / ロケーション / 数量 / 賞味期限 / 出荷指示書特記欄。JAN・ロットは省略(MP 検品で照合するため)。

出荷指示書特記欄 は Shopify・楽天 の注文メモ(のし、購入者備考、storeの注文 URL、山本山の日同梱の注意書きなど)をロジレスのマクロで転記する欄。受注確定後の備考変更はマクロ転記されないので、PL に出したいなら直接特記事項を編集する必要あり。

STEP 4. 送り状 CSV → 佐川 e 飛伝 III(オペレーター側)

出荷作業中タブの CSV をダウンロード(送り状用)。STEP 9 の CSV をアップロード対(つい) で同じタブ内に並ぶ。

  1. CSV をダウンロード で送り状発行用 CSV(佐川 e 飛伝 III 用フォーマット)を DL
  2. 佐川 e 飛伝 III 起動 → CSV 取込画面で 「共通テンプレート(ヘッダ有り)」にチェックが入っているか確認 → 取込
  3. 取込対象を選択(エラーがあれば修正)
  4. 印刷ボタン → 送り状 PDF 出力(送り状番号はここで発番)

STEP 5. ピッキング(倉庫作業)

PL と送り状をペアリング して、ピッキングカゴに入れ商品を取りに行く。

  1. PL に記載されたロケーションへ
  2. PL に書いてある賞味期限のものを取る(FEFO の制御はロジレス側で済んでいる)

同梱品(山本山の日 等)

マクロで 受注に明細行が追加される 形で処理 → MP 検品も通常商品と同じ扱い。

訳あり品

W1 = _S 版 SKU の販売棚(引当可)/ W2 = 判断保留・廃棄予備の引当不可棚。通常品とは別管理(第 6 章)。

STEP 6. MP 出荷検品(オペレーター側)

PC の Chrome で MP 画面を開く。USB スキャナ(Tera 3106-2)を使う。

  1. 出荷検品メニュー
  2. PL 上部の 出荷管理番号バーコード をスキャン
  3. 該当の出荷伝票が MP 画面に呼び出される
  4. ピッキングしてきた商品の バーコードを 1 点ずつスキャン
  5. MP が伝票明細と照合 → 合っていれば検品 OK カウントが進む
  6. 全数合致したら検品完了

JAN がない商品

セレクトギフト親、ショッパー、その他 JAN 無しのものは 台紙にバーコードを印刷した「看板」 を用意、その看板をスキャンして照合する運用。

STEP 7. 梱包・送り状貼付

通常作業。送り状を貼って集荷待ち場所に置く。

STEP 8. 集荷後 → 佐川 e 飛伝 III から実績 CSV ダウンロード

集荷が終わってから(物理的に出荷した後に)。

  1. 佐川 e 飛伝 III で 「引渡書」を出力(全選択で OK)(集荷時にドライバーに渡す書類)
  2. 引渡書を出力すると、佐川 e 飛伝 III の 出荷履歴一覧 に当日分の戻しデータが出る
  3. 出荷履歴一覧で当日出荷分を全選択(持ち越し出荷がある場合はその日付分も含める)
  4. 共通テンプレ 「標準_飛脚宅配便_CSV_ヘッダ有」 を選択
  5. 「直接出力」または「編集出力」 で実績 CSV(送り状番号入り)を DL

STEP 9. 突合 → CSV をアップロード(実績戻し)(オペレーター側)

機能7 出荷実績突合(第 9 章)で 2 ファイルを突合 → 実績戻し用 CSV を作成 → ロジレスに投入。

  1. ツール: サイドバー → 出荷 → 出荷実績突合
  2. shukka_rireki + ロジレス出荷伝票 CSV(突合用 12 列)を取込
  3. 突合する → 6 分類で結果が出る
  4. 📥 N 件の CSV をダウンロードshukka_rireki_実績戻し用_YYYYMMDD.csv
  5. ロジレス → 出荷作業中タブ → CSV をアップロード で投入

自動的に走る処理: 配送ステータス → 出荷済み / 在庫数減算 / Shopify・楽天 へ追跡番号送信。

実績インポートと「物理的な集荷」のタイミングを合わせる。先にインポートすると、まだ出荷していないのに Shopify が「発送しました」と通知してしまう。

STEP 10. 事後確認

抜き打ちで以下を確認:

2-2. POS 注文の扱い(物販モデル)

POS 注文(店頭販売)は Shopify Flow で自動処理。基本的にオペレーターは何もしなくてよい。

  1. 店頭で POS 購入が発生
  2. Shopify Flow が「物販」タグを付与し、fulfillment を解除
  3. ロジレスが通常通り受注取込(注文から 30 分後に取り込まれる)
  4. マクロで「物販」タグの注文は蔵前倉庫に振り分け、出荷モデル「物販」に分類
  5. Shopify 側はロジレス取り込み後に Flow で fulfillment 完了

オペレーターがやること: 毎日(または数日に 1 回)、物販モデルで該当出荷グループを「出荷完了」にするだけ。物理出荷は店頭で既に完了。

2-3. 受注後の編集が必要な項目(よくハマる)

2-3-1. 出荷伝票側で編集が必須な項目

受注編集だけでは出荷予定日が追従しない(別フィールド)。出荷予定日が古いままだと、出荷モデルの絞り込みから漏れて出荷されない事故が起きる。

項目受注編集出荷伝票側
住所○ 反映
明細○ 反映
配送方法○ 反映
お届け希望日受注編集だけでは 出荷予定日が追従しない → 出荷伝票の「配送方法」編集から出荷予定日も別途更新

2-3-2. お届け希望日変更時の手順

  1. 受注詳細画面でお届け希望日を変更 → 保存
  2. メインナビ「出荷」→ 該当の出荷伝票を開く
  3. 出荷伝票の「配送方法」編集から 出荷予定日を変更 → 保存

出荷作業中の伝票なら「一括処理 → 編集」から出荷予定日を変更できる。

2-4. イレギュラー対応(章別ハイライト)

症状対応
個別キャンセル出荷待ち以前 = マーチャントでキャンセル / 作業中 = 出荷待ちに戻す → キャンセル / 出荷済み = データ上のキャンセル可(出荷済みタブで個別選択)、ただし物理出荷は止められない
住所不備受注詳細で住所修正 → 「対応済み」。既に送り状発行済みなら e 飛伝 III で送り状再発行
商品マスタにない商品新商品なら 第 7 章 商品登録 で追加登録 → 確認待ちを「対応済み」
在庫不足で引当できない補充できるなら入荷登録(第 3 章)。補充できないなら納期遅延連絡 or キャンセル提案。在庫が入れば自動的に出荷待ちへ移動
送り状 CSV が取り込めないCSV 形式 → e 飛伝 III テンプレート照合 → 手動修正
MP でスキャンが通らない出荷伝票ステータス → 出荷管理番号バーコードか確認 → USB / バーコード種別
Shopify へ追跡番号が反映されないロジレス出荷済みか確認 → 数分待つ → 30 分超なら手動転記

より章横断のトラブル早見表は 第 11 章 困った時

2-5. 毎日のチェックリスト

3. 入荷

使う機能機能5 入荷予定登録(/tool/inbound-schedule) / 機能3 入荷(予定あり)(/tool/inbound) / 機能4 個別在庫操作 入荷モード(/tool/inventory-op)

対象マーチャント側 = 入荷予定の登録。オペレーター側 = 実数・期限・ロケを書き入れて在庫を「保管中」まで持っていく

3-1. 入荷の全体像

入荷は 「予定登録 → 入荷の登録」の 2 段構成 が基本。予定なし入荷は 2 段を飛ばして 1 段で済ませる。

[CON-NECT 発注履歴の予定]
        ↓ マーチャント側 (機能5)
[ロジレス: 入荷予定 = 入荷待ち]
        ↓ 予定表を印刷 → 現場手書き
[現場で実数・賞味期限・ロケを記録]
        ↓ オペレーター側 (機能3 予定あり / 機能4 予定なし)
[ロジレス: 在庫 = 保管中]
状況フロー使う機能
発注済みで CON-NECT に予定が立っている定常入荷予定あり(2 段)機能5 → 機能3
予定登録が間に合わなかった現物入荷・返品再在庫・部署間移動予定なし(1 段)機能4 入荷モード

3-2. 入荷予定登録(機能5・マーチャント側)

/tool/inbound-schedule (サイドバー → 入荷 → 入荷予定登録)

CON-NECT 発注履歴 の 3 列(型番 / 個数 / 入荷予定日)を CSV にしてツールに食わせる → 型番 → 商品コード変換 + 予定日ごと分割 → ロジレスに直接登録 or CSV DL。

▶ Step 1: 元データを準備

CON-NECT 発注履歴から 型番 / 個数 / 入荷予定日 の 3 列を CSV に書き出す。

▶ Step 2: ツールに貼り付け & 変換

  1. サイドバー → 入荷 → 入荷予定登録
  2. 貼り付け ボタン → Step 1 の CSV を貼付
  3. 変換 → 型番 → ロジレス商品コードに自動変換。商品マスタ未登録があれば警告(第 7 章 で先に登録)
  4. プレビューで内容確認

▶ Step 3: 登録先倉庫を選び、登録方法を選ぶ

登録先倉庫 蔵前(7110) / ココドット(7158) を選択。続けて 2 ルートのどちらかを実行。

A. ロジレスに直接登録(推奨)

B. CSV ダウンロード + 手動アップロード(旧フロー)

  1. 📥 CSV を DL(予定日が混在していたら ZIP で一括 DL)
  2. ロジレス(マーチャント) → マスタ → 入荷予定 → 一括登録 → インポート
  3. フォーマット 「入荷予定(蔵前)」 または 「入荷予定(小田原)」(CSV 列構成は同一、倉庫 ID はフォーマット側に埋め込み済み)
  4. 予定日ごとに 1 ファイルずつ アップロード(混在 1 本だと最初の行に統一されるため、§3-2-1 参照)

どちらも登録すると入荷予定コード(YYYYMMDDHHMMSS 14 桁)が自動採番される → 「入荷待ち」状態。直接登録の場合は採番結果が画面に表示される。

3-2-1. なぜ予定日ごとに分割するか

ロジレスは入荷予定インポート CSV に 複数の予定日が混在すると、最初の行の予定日に強制統一 してしまう。意図せず違う日の予定がまとめて 1 日分として登録されるので、必ず予定日ごとに別ファイルでアップロードする(ツールが自動分割)。

3-3. 入荷予定表の印刷と現場手書き

ロジレスの入荷予定帳票は型番が出せない・予定日フィルタが効かないなどの制約があるため 使わない。代わりに CON-NECT 発注履歴 を印刷ルートで使う

  1. CON-NECT 発注履歴 で当日入荷分の範囲を選択
  2. そのまま印刷
  3. 現場の倉庫オペレーターに渡す

倉庫メンバーは紙を持って受け入れに入り、検品しながら 紙に直接書き込む:

この紙が、後段の入荷登録(機能3)の入力ソースになる。

3-4. 入荷登録(機能3・オペレーター側、予定あり)

/tool/inbound (サイドバー → 入荷 → 入荷(予定あり))

ロジレスの入荷予定 API を直接取得 → 編集テーブルで実数・期限・ロケを入力 → 6 列 CSV 生成 → ロジレスにアップロード。手書きの入荷予定表を見ながらツール画面に入力していく。

▶ Step 1: 予定を取得

  1. サイドバー → 入荷 → 入荷(予定あり)
  2. STEP 1 で予定日を選択 → 予定を取得
  3. ロジレスから対象予定日の入荷予定一覧が読み込まれる(商品コード / 予定数量 / 入荷予定コード)

受領済 line は自動除外され、残数のみが表示される(部分入荷の続きを処理しやすい)。

▶ Step 2: 実数・期限・ロケを入力

STEP 2 の編集テーブルで、現場手書き紙を参照して各行に入力する。

項目入力
実数予定と違えば上書き、超過分含めて全量 OK
賞味期限(出荷期限日)賞味期間あり商品は today + 賞味期間 × 3/4 を起点に自動入力。datepicker で現物の表示期限に合わせる(出来立てより古い個体が来ることが多いので意図的に短め)
ロケーション名§3-6 のルール参照。サジェスト候補から選択可

予定外 SKU が混じる場合は + 行追加 で空行を作って、商品コード + 数量 + 期限 + ロケ を入力(入荷予定コード列は空欄のまま = 強制処理扱い)。

賞味期限が分かれるロットがあれば、別行で行追加して個数を分けて登録する。

各行に 🚫 キャンセル ボタンあり。ロジレス画面の line cancel ページを新規タブで開く → 未受領分のみ部分キャンセル(受領済は影響なし)。

▶ Step 3: CSV ダウンロード

STEP 3 確認画面 → 📥 入荷 CSV を DL → 6 列 CSV(inbound_with_schedule_YYYYMMDD.csv)

▶ Step 4: ロジレスにアップロード

  1. ロジレス(オペレーター)→ 在庫操作 → 入荷 → 一括登録 → インポート → 「標準(入荷予定あり)」 フォーマット
    • ツール側 STEP 3 完了画面に 🔗 ロジレス: 入荷一括登録を開く リンクあり
  2. CSV をアップロード
  3. ロジレスが自動で「入荷(強制処理)→ 入庫(強制処理)」を連続実行
  4. 在庫ステータスが 保管中 に到達 + 対応する入荷予定の入荷待ちが 自動消込

山本山のオペレーターアカウントは 蔵前専用 のため、倉庫選択ステップは発生しない。

3-4-2. 数量超過の扱い

実数 > 予定数 の場合、実数欄にそのまま超過分含めた値 を入れる。

3-4-3. 予定外 SKU が混ざった時

予定にない SKU が一緒に届いた場合(緊急出荷分が予定分と同タイミングで届いたなど)、同じ CSV に混ぜて OK。予定外 SKU 行は 入荷予定コード列を空欄 にする。

ロジレスは行ごとに「コードあり = 予定消込」「コードなし = 強制処理」を自動的に切り替える。

3-5. 緊急現物入荷(機能4・予定なし)

/tool/inventory-op (サイドバー → 入荷 → 入荷(予定なし)、機能4 入荷モード)

予定登録が間に合わなかった現物入荷・返品再在庫・部署間在庫移動など。

▶ Step 1〜2: 行ごとに入力

  1. サイドバー → 入荷 → 入荷(予定なし)
  2. 商品コードまたは型番を入力(サジェスト候補から選択可)
  3. 数量 / ロケーション名 / 出荷期限日 / 備考 を入力
    • 出荷期限日は 賞味期間 × 3/4 起点で自動入力(機能3 と同ロジック)、datepicker でずらして合わせる
  4. + 行追加 で複数商品を一括処理

▶ Step 3: CSV ダウンロード

画面下部 📥 入荷 CSV を DL → 5 列 CSV(inbound_YYYYMMDD.csv)

▶ Step 4: ロジレスにアップロード

  1. ロジレス(オペレーター)→ 在庫操作 → 入荷 → 一括登録 → インポート → 「標準(入荷予定なし)」 フォーマット
    • ツール側 CSV DL 完了直後 🔗 ロジレス: 入荷一括登録を開く リンクあり
  2. CSV をアップロード
  3. 「入荷(強制処理)→ 入庫(強制処理)」 → 在庫ステータスが 保管中 に到達

予定とは紐付かないため、入荷待ちの自動消込は発生しない。

入荷予定コード列がない 5 列 CSV出庫 CSV(第 4 章 §4-2)と完全同形式 なので、ファイルを相互転用できる。

3-6. ロケーション選定の考え方

CSV の「ロケーション名」列に何を入れるかの判断基準。

3-6-1. 基本ルール

  1. 既存在庫があるロケに集約(同じ商品コードの保管中ロケを優先)
  2. 複数ロケに分散している商品は、アルファベット昇順 + 数字昇順で 最も若いロケ に集約(B1 > B3、B1 > C1)
  3. 初回入荷で既存ロケがない商品は、空きロケから選ぶ

3-6-2. W1 / W2 は使わない

W1 は _S 品(訳あり版 SKU)の販売棚、W2 は 判断保留・廃棄予備の引当不可棚。どちらも通常入荷では候補から外す。訳あり処理(第 6 章)の対象になった在庫だけがここに入る。通常入荷で訳あり商品が入ってくる場合は使う。

3-7. アップロード先フォーマット早見表

用途アカウントフォーマット名CSV 列数サンプル
予定の登録(蔵前)マーチャント入荷予定(蔵前)3 列inbound_schedule_sample.csv
予定の登録(ココドット)マーチャント入荷予定(小田原)3 列同上
入荷の登録(予定あり)オペレーター(山本山)標準(入荷予定あり)6 列inbound_with_schedule_sample.csv
入荷の登録(予定なし)オペレーター(山本山)標準(入荷予定なし)5 列inbound_sample.csv
CSV の列数とインポートフォーマットを間違えるとエラーになる。ファイル名で区別する運用にしておくと取り違えが減る。ココドット側のオペレーター操作はココドット側オペレーターが別系統で運用するため本ツールでは扱わない。

3-8. イレギュラー対応

症状対応
商品マスタに未登録の商品が届いた新商品なら 第 7 章 で商品マスタを先に登録 → 商品コードが採番されてから入荷予定 / 入荷の CSV を作る
賞味期限が引当不可日数を切っているそのまま入れると 保留状態 になる(在庫はあるが受注引当の対象外)。判断: (a) 保留のまま入荷 → 後で訳あり化(第 6 章)or 廃棄 / (b) 受け入れ自体を見送る
不足(実数 < 予定数)実数で入荷登録。予定の差分は「未入荷」として残る。後日分があれば追加で登録、不要なら予定側を手動で消す
超過(実数 > 予定数)§3-4-2 のとおり、実数欄に超過分含めた値を入れるだけ
予定なし入荷で予定ありフォーマットに誤投入ロジレスが列数で形式を判別するため、5 列 CSV を「予定あり」インポートに投げるとエラーで弾かれる(逆も同様)。データは入らないのでやり直して OK
入荷予定を間違って登録した(取消・差し替え)オペレーターには削除/キャンセル機能がないため マーチャントアカウントに切り替え → 入荷予定一覧から対象を選択 → 詳細画面 → 「操作」→ 「入荷予定をキャンセル」。キャンセル後、同じ入荷予定コードでの再登録は既定で不可(再アップロードは新コードで自動採番)

3-9. よくある質問

機能5 の「ロジレスに直接登録」と CSV DL、どちらを使えばいい?

通常は 「直接登録」。CSV DL は API レート制限・ロジレス側障害時のフォールバック。

部分入荷した予定の続きを処理したい。

機能3 で予定日を再取得すると 受領済 line は自動除外、残数だけが表示 される。そのまま編集 → CSV DL → アップロードで OK。

入荷予定コードが分からないんだけど、機能3 で自動取得される?

はい。機能3 STEP 1 で予定日を選んで「予定を取得」を押すと、ロジレスから入荷予定コードを含めて引いてくる。CSV にも自動で埋め込まれる。

出庫 CSV(5 列)を入荷(予定なし)CSV に転用していい?

列構成は同じなので **データ的には** 投げられる。だが ロジレス側のインポート画面で「予定なし入荷」フォーマットを選んでいるなら OK、出庫フォーマットを選んでいれば NG。フォーマット選択を間違えないこと が肝。

蔵前とココドット、両方の予定をまとめて登録できる?

機能5 STEP 3 で 登録先倉庫を 1 つ選んで 登録するので、両倉庫分はそれぞれ別セッションで処理する。同じ Sheets 予定表に両倉庫分を書いている場合は、ツール側で予定先倉庫の列を見て分ける運用に変える(現状は手動仕分け)。

4. 在庫操作

使う機能機能4 個別在庫操作 出庫モード(/tool/inventory-op) / 機能6 棚移動 CSV(/tool/shelf-move) / 機能10 倉庫移動(/tool/warehouse-transfer、フォールバック)

対象在庫を物理的に動かす全般。出庫(廃棄含む)・棚移動(W2 集約含む)・倉庫移動(蔵前 → ココドット)

4-1. 在庫操作の全体像

在庫を直接動かす操作は 3 系統。入荷(第 3 章)が「予定 → 入荷」の 2 段だったのに対し、ここはどれも 1 段で完結。CSV をアップロードした瞬間(または API 直接登録ボタンを押した瞬間)に在庫が動く。

系統やること列数フォーマット機能
出庫在庫を減らす5 列標準機能4 出庫モード
棚移動同じ商品を別ロケへ動かす(数は変わらない)6 列標準機能6
倉庫移動蔵前 → ココドット へ在庫を移送(1 伝票で出庫 + 入荷予定が同時に立つ)6 列倉庫間移動機能10(フォールバック)

棚卸の差分処理(第 5 章)と訳あり振替(第 6 章)は、結果的に出庫 / 棚移動 CSV を使う場面があるが、運用としては別章の独立フロー。本章では 単発の在庫調整 に絞る。

4-2. 出庫(機能4 出庫モード)

/tool/inventory-op (サイドバー → 出荷 → 出庫)

ロジレスの保管中在庫から出したい行を選び、5 列 CSV を生成 → ロジレスにアップロード。

用途

▶ Step 1〜2: 行ごとに入力

  1. サイドバー → 出荷 → 出庫
  2. 商品コードまたは型番を入力(商品マスタからサジェスト)
  3. 在庫サジェストから対象の ロケ / 期限 を選択(保管中在庫から自動表示、残数も併記)
  4. 数量 / 備考 を入力
  5. + 行追加 で複数行を一括処理

▶ Step 3: CSV ダウンロード

画面下部 📤 出庫 CSV を DL → 5 列 CSV(outbound_YYYYMMDD.csv)

在庫超過行は CSV 出力前にツール側で完全ブロック(実数 ≤ 残数を検証)。重複行(同一商品 × ロケ × 期限)は警告のみで出力可。

▶ Step 4: ロジレスにアップロード

  1. ロジレス(オペレーター)→ 在庫操作 → 出庫 → 一括登録 → インポート「標準」 フォーマット
    • ツール側「次のステップ」セクションに 🔗 ロジレス: 出庫一括登録を開く リンクあり
  2. CSV をアップロード → 在庫が減算される

予定なし入荷 CSV(第 3 章 §3-5)と完全同形式。倉庫 ID(7110)はフォーマット側に埋め込み、CSV 本体には出ない。

4-2-2. 在庫超過は弾かれる

ロジレスは 在庫超過の出庫 CSV を完全ブロック する(「出庫数量が N 個、収容中数量が M 個なので超過しています」エラー、部分処理なし)。出庫 CSV を作る前にツール側で残数を検証してブロックする仕組みなので、現場側で気にする必要は少ないが、サジェスト時点のキャッシュとロジレス側の最新の差分でズレる可能性があるので 再読込しておくと安全。

4-2-3. ロケと期限を正確に指定する

同じ商品でも複数ロケ・複数期限に在庫が分かれていることがある。出庫 CSV ではどのロケのどの期限の在庫を減らすかを明示する必要があり、ツールはサジェストから選ばせる UI で取り違えを防いでいる。

特に注意: 引当不可ロケの長い名前(「引当不可(自動処理):株式会社山本山(マーチャント):YYYY/MM/DD」または retirement_*)は 1 文字でもズレるとエラー。サジェストからのコピペで完全一致させる(手で打たない)。

4-2-4. 重複行があると合算される

同じ「商品 × ロケ × 期限」で複数行を投げると、ロジレスは 合算処理 する(10 個 + 5 個 → 合計 15 個出庫)。エラーにはならないが、意図して合算させたいケース以外は CSV 側で 1 行にまとめておくのが事故が少ない。

4-3. 棚移動(機能6)

/tool/shelf-move (サイドバー → 在庫調整 → 棚移動)

同じ商品をロケ間で動かす 6 列 CSV を生成 → ロジレスにアップロード。引当不可ロケ → W2 一括集約はワンボタン

用途

W1(_S 品の販売棚)はそれ自体が引当可能ロケなので、棚移動の対象には基本入らない。W1 への移動は商品コード変換を伴う _S 振替(第 6 章 訳あり処理、機能9)で扱う。

▶ Step 1〜2: 行を埋める

典型ケース(引当不可ロケ → W2 集約):

画面上部の 📦 引当不可ロケを W2 に一括集約 ボタン → 蔵前倉庫の保留在庫(W2 を除く retirement_* 等)が全件 移動先=W2 で自動追加される(残数 0 行は自動除外)。

個別の棚移動:

  1. + 行追加
  2. 商品コード入力 → 在庫サジェストから移動元ロケ・期限・残数を選択
  3. 数量 / 移動先ロケ / 備考 を入力

▶ Step 3〜4: CSV DL → アップロード

  1. 画面下部 📤 棚移動 CSV を DL → 6 列 CSV(location_move_YYYYMMDD.csv)
  2. ロジレス(オペレーター)→ 在庫操作 → 棚移動 → 一括登録 → インポート「標準」 フォーマット
    • 🔗 ロジレス: 棚移動一括登録を開く リンクで直接遷移
  3. 在庫のロケが切り替わる(ステータスは §4-3-2 で自動変換)

4-3-2. 通常ロケ ⇄ 引当不可ロケのステータス自動変換

棚移動先のロケの種類によって、在庫ステータスが自動で切り替わる。

移動方向ステータスの変化
通常ロケ・W1 → 引当不可ロケ(W2 / retirement_*)保管中 → 保留
引当不可ロケ(W2 等)→ 通常ロケ・W1保留 → 保管中
通常ロケ ⇄ W1保管中のまま(どちらも引当可能)

W1 は引当可能ロケ。W 系だからといって自動的に保留にはならない。

4-4. 引当不可ロケの集約運用(W2 集約)

引当不可ロケまわりは運用が 2 段階。本章のスコープは第 1 段階(W2 集約)まで。第 2 段階(_S 振替 / 廃棄判断)は 第 6 章

4-4-1. 第 1 段階: 自動生成の引当不可ロケ → W2 集約

ロジレスは、商品マスタの「引当不可日数」を超えた在庫を 自動生成された引当不可ロケ(「引当不可(自動処理):…」または retirement_*)に 仮想移動 する。物理的にはまだ元のロケに置かれているが、システム上は引当対象外になる。

ロジレスには「自動生成ロケから固定ロケに集約する機能」が標準で存在しないため、手作業で W2 に集める運用 になっている → 機能6 ワンボタン集約で一発化。

  1. 機能6 → 📦 引当不可ロケを W2 に一括集約 ボタン押下
  2. 移動先 = W2 で自動入力された行リストを確認
  3. CSV DL → ロジレス棚移動一括登録 → 全件 W2 に集約

頻度: 日次〜週次(運用しやすい頻度で)。

4-4-2. 第 2 段階(参考)

W2 に集まった在庫の処置(_S 振替 / 訳あり化 / 廃棄)は 第 6 章 訳あり処理(機能9) で扱う。判断フローは:

_S 版が登録されているか?
 ├─ No  → 廃棄(機能4 出庫モードで W2 から減算)
 │       or 第 7 章 で _S 版を登録してから _S 振替へ
 └─ Yes → 期限が引当不可日数より 30 日以上残っているか?
           ├─ No  → 廃棄(機能4 出庫モード)
           └─ Yes → 改廃品か?
                     ├─ Yes → 訳あり化(機能9 タブ2、SKU 不変)
                     └─ No  → _S 振替(機能9 タブ1、SKU 変更)

4-5. 倉庫移動(蔵前 → ココドット)

運用方針: 基本は 機能4 出庫(蔵前側)+ 機能5 入荷予定(ココドット側)の 2 本立て を使う。機能10(倉庫移動ツール、1 伝票)は フォールバック。理由: LOGILESS の倉庫間移動伝票は明細に 期限/ロット/ロケ指定欄が存在しない(FIFO 自動引当)。実運用では特定期限・特定ロットを送りたいニーズが多いため、機能10 単独だと精度不足。

4-5-1. 基本フロー(機能4 出庫 + 機能5 入荷予定)

▶ Step A(蔵前側出庫): 機能4 出庫モード

  1. サイドバー → 出荷 → 出庫
  2. 商品サジェストから 蔵前のロケ × 期限 × ロット を選択 → 数量入力
  3. 📤 出庫 CSV を DL → ロジレス オペレーター画面 在庫操作 → 出庫 → 一括登録 → インポート(フォーマット「標準」)

詳細は §4-2 と同じ。

▶ Step B(ココドット側入荷予定): 機能5 入荷予定登録

  1. サイドバー → 入荷 → 入荷予定登録
  2. Step A と同じ商品・数量・予定日(倉庫到着日想定)で 3 列 CSV 作成 or 直接入力
  3. STEP 3 で 倉庫切替「ココドット(7158)」 を選択
  4. 📡 ロジレスに直接登録(推奨)または CSV DL → マーチャント画面 入荷予定インポート でフォーマット 「入荷予定(小田原)」 を選択して投入

詳細は 第 3 章 §3-2 と同じ。

▶ Step C(到着確認): 通常の機能3 入荷フロー

ココドット倉庫到着時に通常の入荷消込フロー(機能3)で処理。

4-5-2. フォールバック手順(機能10、期限管理不要時のみ)

機能10 は以下のフォールバック用途のみ:

▶ 操作

  1. サイドバー → 在庫調整 → 倉庫移動
  2. + 行追加 → 商品サジェスト(型番で検索)→ 数量・備考 を入力(蔵前 7110 の保管中合計を表示)
  3. 登録方法を選ぶ:
    • 📡 ロジレスに直接登録(推奨): LOGILESS inter_warehouse_transfers/new API に直接 POST。採番された倉庫間移動コード + 詳細ページリンクが結果ボックスに表示
    • 📥 CSV を DL: 6 列 CSV をマーチャント 入荷予定 → 倉庫間移動 → 伝票単位 → 一括登録 → インポート → フォーマット 「倉庫間移動」
期限・ロット・ロケは指定不可。LOGILESS が source 倉庫から FIFO 等の内部ルールで自動引当する仕様。期限を確認したい運用には不向き。

エンコーディング: UTF-8 BOM、改行: CRLF、クオート: 全フィールド "。LOGILESS 側フォーマット定義は data/import_format_72733.json

4-6. アップロード先フォーマット早見表

用途アカウントフォーマット名CSV 列数サンプル
出庫オペレーター(山本山)標準5 列outbound_sample.csv
棚移動オペレーター(山本山)標準6 列location_move_sample.csv
倉庫移動マーチャント(山本山)倉庫間移動6 列warehouse_transfer_*.csv(ツール自動生成)

4-7. イレギュラー対応

症状対応
出庫が在庫超過で弾かれた保管状況を最新でエクスポート → 残数を再確認 → 数量を残数の範囲に修正 → 取り込み直す。CSV は部分処理されないのでやり直し可能
ロケ名のコピーミス(引当不可ロケが長い名前)大文字小文字・全半角・括弧の種類・コロン・スペースに注意。在庫サジェストからの選択で完全一致(手打ち禁止)
商品コードを変えたい(_S 振替)機能4 出庫モードでは扱わない。第 6 章 訳あり処理(機能9 タブ1) を使う
棚移動先がロジレス未登録のロケ名事前にロジレス側でロケマスタに追加 → 機能6 でロケサジェストに出るのを確認 → 移動 CSV 作成
期限違いの同一商品を誤って動かした逆方向の棚移動 CSV を作って戻す。ロット番号で識別できる場合はそれで指定
引当不可ロケの長い名前で文字化けUTF-8 BOM で扱うのが前提。Excel で開いた瞬間に文字コードを壊さない(原則 Excel で直接編集しない)
倉庫移動の詳細画面リンクが開けないLOGILESS の倉庫間移動伝票詳細画面 URL は実機確認中(V38)。リンク切れの場合は Kaname へ
倉庫移動の CSV インポートが「フォーマットが見つからない」マーチャント画面のフォーマット定義(インポート設定)で import_format_72733.json の内容に揃えて保存。列順・列数・import_encoding: UTF-8 を確認

4-8. よくある質問

廃棄するときは出庫 CSV だけ作ればいい?

そう。物理廃棄を伴う場合は事前撮影 → 機能4 出庫モードで W2 から該当行を選んで CSV → アップロード で在庫減算。第 6 章 の判断フローと組み合わせて。

出庫 CSV と予定なし入荷 CSV は本当に同じ?

列構成は同じ(5 列)なので、データとしては相互投入可能。ロジレス側で選ぶインポートフォーマットを間違えないこと が肝。ファイル名(outbound_* / inbound_*)で見分けられるようにしておく。

引当不可ロケ → W2 集約を毎週やる必要ある?

在庫が引当不可ロケに溜まると、ロジレス画面の在庫一覧が見にくくなる + 棚卸前に集約必須なので、日次〜週次が無難。機能6 ワンボタンなので運用負荷は低い。

蔵前からココドットに、特定期限の在庫を送りたい。

必ず 機能4 出庫 + 機能5 入荷予定 の 2 本立て で。機能10 は期限指定不可なので、期限が重要なケースには使わない。

機能10 の API 直接登録と CSV、どっちが安心?

API 直接登録(推奨)は確認ダイアログ後に送信、採番済の倉庫間移動コードと詳細ページリンクが画面に出るので追跡しやすい。CSV モードはロジレス側のフォーマット設定が必要で、運用上は API モードのほうが楽。

5. 棚卸

使う機能機能8 棚卸機能(/tool/stocktaking)。STEP 5 のみ ツール化、それ以外はロジレス UI

対象四半期〜半年に 1 回の全体棚卸、差分発覚時の部分棚卸。実地棚卸の段取りと 6 ステップ運用

5-1. 棚卸の全体像

棚卸は 「実数を理論で上書き → 棚卸サマリー DL → 現場で実数記入 → 差分行だけ CSV 化 → アップロード → 確定」の 6 ステップ 運用。ロジレス公式推奨フローに従う。機能8 ツールが担うのは STEP 5 の差分行抽出 + 5 列 CSV 化 のみ、その他はロジレス画面で実施する。

棚卸の種類

5-2. 棚卸前の準備(必須 3 点)

棚卸を始める前に、以下 3 つを必ず完了させる。1 つでも漏れると棚卸が壊れる。

5-2-1. ピッキング中残のゼロ化(最重要)

ピッキング中の在庫は、保管状況 CSV で保管中数から自動的に差し引かれて出力 される(独立列がない)。例: 保管中 10 個・ピッキング中 3 個 → CSV には保管中 = 7 と記録。

ピッキング中残がある状態で棚卸すると、ピッキング中分が カウントから消失 する。

  1. その日の出荷作業をすべて完了させる(出荷済みステータスまで)
  2. 「保管状況」メニューでピッキング中 = 0 を確認
  3. ゼロにできない伝票がある場合は、出荷待ちに戻すか、棚卸を後ろ倒し

5-2-2. 引当不可ロケの W2 集約

自動生成の引当不可ロケ(retirement_*)に在庫が残ったまま棚卸すると、長いロケ名(「引当不可(自動処理):株式会社山本山(マーチャント):YYYY/MM/DD」)を実地棚卸 CSV で扱う羽目になる。

棚卸前に 機能6 の W2 ワンボタン集約(第 4 章 §4-4-1)で引当不可ロケの在庫を W2 にまとめておく。

5-2-3. 関係者への周知

棚卸の実行中、ロジレスは以下を 凍結 する:

開始前にオペレーター・マーチャント双方に 開始予定時刻と終了予定時刻を共有。急ぎの出荷案件があるなら棚卸開始前に出し切っておく。

5-3. 棚卸の 6 ステップ

STEP何をする操作場所
STEP 1実地棚卸を開始ロジレス UI(オペレーター)
STEP 2「実数を理論で上書き」一括処理(最大の罠)ロジレス UI
STEP 3棚卸在庫サマリー(8 列)を DL + PDF 印刷ロジレス UI
STEP 4現場で実数カウント・PDF 手書き現場
STEP 5PDF の実数をツールに入力 → 差分のある行だけ 5 列 CSV 化機能8 棚卸機能
STEP 6アップロード → 確認 → 「実地棚卸を確定」ロジレス UI

▶ STEP 1: 実地棚卸を開始する

  1. ロジレス(オペレーター)で 在庫 → 実地棚卸 → 実地棚卸を開始
  2. 棚卸対象(倉庫、絞り込み条件)を選択
  3. 開始 → 在庫スナップショットが取られ、在庫操作が凍結される

▶ STEP 2: 「実際の在庫数を理論在庫数で上書き」一括処理

これをやらないと、CSV に含めなかった全行が在庫 0 で確定して消失する。棚卸の最大の罠。

棚卸開始直後、ロジレスのデフォルトでは 全在庫の「実際の在庫数」= 0 として表示される。この状態のまま「実地棚卸を確定」すると、差分 CSV で明示的に上書きしなかった全在庫が 0 で確定 → 実物が残っていてもシステム上は消える。

これを避けるための公式推奨フロー:

  1. 実地棚卸明細の すべてのレコードを選択
  2. 一括処理 ボタンを押す
  3. 「実際の在庫数を理論在庫数で上書き」 を選択

これで全件が「実数 = 理論」状態で埋まる。以後は差分のある行だけ修正すればよく、触らなかった行は理論値のまま正しく確定される。

▶ STEP 3: 理論在庫データを取得(CSV + PDF)

  1. ロジレスで 棚卸在庫サマリー(標準フォーマット、8 列) をエクスポート
    • 必ず STEP 1 で実地棚卸を開始した後の「実地棚卸明細画面」から取得(棚卸を開始していないとエクスポートメニューが出ない)
    • 実地棚卸明細画面 → エクスポート → 「棚卸在庫サマリー(標準・8 列)」を選択 → DL
  2. PDF 在庫レポート を印刷(現場で実数を手書きする紙)

PDF はロケ別レイアウトで印刷される。現場動線に合わせて並んでいる

▶ STEP 4: 現場で実数カウント・記入

  1. 印刷した PDF を持って現場へ
  2. 各ロケを巡回し、PDF の理論在庫と実物を照合
  3. PDF の「実際の在庫数」欄に 手書きで実数を記入
  4. 期限のくくりと違う在庫が混じっていたら、PDF の備考欄にメモ(→ §5-6 パターン C)

▶ STEP 5: 差分のある行だけ実地棚卸 CSV 化(機能8)

サイドバー → 在庫調整 → 棚卸機能 (/tool/stocktaking)

  1. 棚卸在庫サマリー CSV(8 列)を取込(📂 取込 ボタン)
  2. Ghost 親・ケース販売は 自動除外(取込サマリで件数確認)
  3. PDF に記入した実数を表に入力(差分なし行は空欄で OK)
  4. ステータスバーで「差分 N 行」「大差分 ⚠ N 行」をリアルタイム確認
  5. 📤 CSV 出力 を押すと差分行だけ抽出した 5 列 CSV が physical_inventory_YYYYMMDD_HHMMSS.csv として保存される
  6. 出力後はブラウザの保存データ(途中入力)が自動削除

途中で画面を閉じても入力は 自動保存(debounce 1 秒)。次回開くと 前回の入力を復元しますか? ダイアログが出る。

全件入力する必要はない。STEP 2 の一括上書きで全件が理論 = 実数になっているので、差分のあるものだけ CSV 化すればよい(公式推奨フロー)。

▶ STEP 6: アップロード → 確認 → 確定

  1. ロジレス「実地棚卸」画面 → 画面上部「操作」→ 「実地棚卸結果をアップロード」
  2. 作成した 5 列 CSV を選択してアップロード
  3. ロジレスが解析し、差分行が画面に表示される
  4. 内容を確認(→ §5-7 のチェックリスト)
  5. 問題なければ 「実地棚卸を確定」 をクリック
  6. 論理在庫が実数で上書きされる + 凍結されていた在庫操作が再開

5-4. 実地棚卸 CSV の仕様

内容
1商品コード
2実際の在庫数(絶対値)
3ロケーション名
4出荷期限日
5ロット番号(空欄)

5-4-1. 「実際の在庫数」は絶対値方式

ロジレスは絶対値方式(実数で上書き)と符号付き方式(差分で加減)の両方に対応するが、山本山運用は絶対値方式で統一。例: 理論 17・実数 15 → CSV には 15 と書く(-2 ではない)。

5-4-2. ロケーション名はコピペ厳守

棚卸在庫サマリー CSV(8 列)の「ロケーション」列からそのままコピー。特に引当不可ロケ(W2、retirement_*)は 1 文字違いでもアップロード時にエラー。

5-4-3. 期限の扱いの罠

期限あり商品の差分行で 期限列を空欄にしてアップロードすると、その商品の期限が削除される。必ず元の期限を 棚卸在庫サマリー CSV からコピー。期限なし商品(グッズ・資材)は元から空欄なので空欄のまま投入で OK。

5-4-4. ロット番号は空欄

山本山運用ではロット番号を使わない。すべて空欄で OK。

5-4-5. 保管中と保留はロケ名で自動振り分け

実地棚卸 CSV(5 列)には「保管中 / 保留」を区別する列がない。代わりに ロケ名でロジレスが自動判定

ロケの種類振り分け先
通常ロケ(A1, B1 など)保管中
引当不可ロケ(W2, retirement_* など)保留

5-5. ケース別の処理パターン

パターン A: 通常の差分調整(最頻出)

理論 17 個、実数 15 個。

"商品コード","実際の在庫数","ロケーション名","出荷期限日","ロット番号"
"012210100","15","A1","2027-08-19",""

パターン B: 期限日付替

A1 ロケに期限 2026/10/15 で 17 個あったはずが、実は 2026/10/20 が混ざっていた、など。旧期限を実数 0 で送り、新期限を新規行として送る ことで付け替え:

"012210100","0","A1","2026-10-15",""
"012210100","17","A1","2026-10-20",""

STEP 2 の一括上書き処理を必ず実行してから投入する(CSV に含めなかった他の期限ロットが 0 確定する罠を回避)。

パターン C: 期限のくくりと違う在庫が混在

PDF には期限 2026/10/15 で 17 個と書いてあるが、現場で見たら 2026/10/15 が 15 個 + 2026/10/20 が 2 個。

  1. 元の行(2026/10/15)は 実数 15 個 で実地棚卸 CSV 化(パターン A)
  2. 2026/10/20 の 2 個分は 棚卸機能では処理しない
  3. 棚卸確定後に 予定なし入荷 CSV(第 3 章 §3-5)で 2026/10/20 の 2 個を新規入荷として登録

元の 17 個から 3 個を勝手に減算するのではなく、PDF に書かれた本体の数を尊重し、別期限分は別途入荷扱いにする。

パターン D: Ghost 商品の扱い

Ghost 商品は実在しない(受注時に分解されて構成品から引当)ため 棚卸対象外。LOGILESS 上は article_type='Single' のまま A1 ロケに 仮想在庫(無限在庫) を持つ運用。機能8 ツールが自動除外。判定は 2 軸の OR:

Ghost 商品が増減した場合は Kaname へ連絡(ハードコードリスト更新が必要なため)。

パターン E: 期限なし商品(グッズ・資材)

トラベルタンブラー(019002600)などの賞味期限なし商品。期限列は元から空欄、空欄のまま投入で OK。「削除指示」ではなく「もともと期限なし」と認識される。

"019002600","5","A1","",""

パターン F: 引当不可ロケ(W2、retirement_*)

ロケ名(W1, W2, 「引当不可(自動処理):…」)をそのまま実地棚卸 CSV に書けば、ロジレス側が保留として認識する。自動生成名は 1 文字違いでもエラーになるため、§5-2-2 で W2 集約を済ませて、自動生成ロケ名を実地棚卸 CSV に書かなくて済む状態 にしておくのが推奨。

5-6. 投入と確定の手順(STEP 6 詳細)

5-6-1. アップロード

  1. ロジレス「実地棚卸」画面 → 画面上部(マーチャント名の横)の「操作」
  2. 「実地棚卸結果をアップロード」
  3. 作成した 5 列 CSV を選択してアップロード
  4. ロジレスが解析し、差分のある行が画面に表示される

5-6-2. 確定前のチェックリスト

5-6-3. 「実地棚卸を確定」

  1. 画面右上の 「実地棚卸を確定」 をクリック
  2. 確認ダイアログでもう一度内容を確認
  3. 確定 → 論理在庫が実数で上書き
  4. 凍結されていた在庫操作が再開

5-6-4. 確定をキャンセルする場合

5-7. イレギュラー対応

症状対応
棚卸中に出荷依頼が来た棚卸確定までは出荷作業を開始できない。緊急ならいったんキャンセル(§5-6-4)→ 出荷対応 → 再開。棚卸開始前に出荷待ち分を出し切っておく運用が事故を減らす
確定後に間違いに気づいた自動取消なし。逆方向の在庫操作: (a) 増やしすぎた → 出庫 CSV で超過分を減らす / (b) 減らしすぎた → 予定なし入荷 CSV で不足分を増やす / (c) 期限を間違えた → 旧期限を出庫 + 新期限を入荷
ピッキング中残がゼロにできない出荷作業中の伝票を「出荷待ちに戻す」で物理引当を解除(現場と要調整)。それでも解消しない場合は棚卸を後ろ倒し
引当不可ロケ名のコピーミスretirement_* の長い名前は 1 文字違いでもエラー。§5-2-2 で W2 集約を済ませて自動生成ロケ名を扱わなくて済む状態にしておくのが本筋
期限付替の意味がわからないパターン B(旧期限を 0、新期限を新規行で送る)は感覚的にわかりにくい。「旧期限の在庫を消す + 新期限の在庫を作る」= 期限が付け替わった状態、と理解する
棚卸の頻度全体棚卸は四半期〜半年に 1 回 / ロケ単位・SKU 単位の部分棚卸は差分発覚時に随時 / 引当不可ロケは W2 集約フローの頻度に合わせて

5-8. よくある質問

STEP 2 の「実数 = 理論で上書き」を忘れて差分 CSV だけ作って確定したら何が起きる?

差分 CSV に含まれなかった全行の在庫が 0 確定して 消失 する。物理在庫はあるのにシステム上はゼロという最悪のパターン。STEP 2 は絶対に飛ばさない。

棚卸途中で機能8 画面を閉じてしまった。入力は消える?

大丈夫。debounce 1 秒の自動保存が効いているので、次回開くと「前回の入力を復元しますか?」ダイアログが出る。出力後は保存データが自動削除される。

Ghost 商品が CSV に混ざっていた。

機能8 ツールが自動除外する。それでも混ざっていたら GHOST 判定リストに漏れている可能性 → Kaname に連絡。

PDF 在庫レポートと棚卸在庫サマリー CSV は同じデータ?

同じスナップショット、表示形式が違うだけ。PDF はロケ別レイアウト(現場記入用)、CSV は 8 列構造(デジタル処理用)。同時刻に取得した両者は内容一致。

期限なし商品(資材・グッズ)の期限列はどうする?

空欄のまま投入で OK(パターン E)。期限あり商品の期限を空欄にすると削除指示として処理されるので、空欄でいいかどうかは 元の棚卸在庫サマリー CSV の期限列が空欄かどうか で判断。

6. 訳あり処理

使う機能機能9 訳あり処理(/tool/defective)。タブ1(_S 振替 / 廃棄)+ タブ2(改廃品 訳あり化 / W2 集約)

対象物理不良・改廃品の在庫を訳あり扱いに変換して売り切る、または廃棄する。第 4 章 §4-4 の W2 集約から流れてきた在庫の処置

6-1. 訳あり処理の全体像

正規価格では売れない在庫を、価格を下げて売り切る or 廃棄する運用全般。2 系統のトリガー がある。

トリガー何が起きたか処理方針
物理不良箱潰れ・ラベル汚れ・期限間近 など、現品の問題_S 版(別 SKU)に振替 or 廃棄
改廃品旧型番が廃番になり後継品に切り替わった旧 SKU のまま訳あり化 or W2 集約
ケース販売(F3=ケース販売、_B サフィックス)は本章の対象外。ケース販売親は在庫を持たず構成品から自動算出されるため、_S 振替の対象にはならない。物理不良が出た場合は 構成品(元商品)側の _S 振替 で対応する(第 7 章 §7-4-4)。

6-1-1. W1 と W2 の役割(重要)

用途引当ステータス
W1_S 品(訳あり版 SKU)の販売棚保管中
W2廃棄予備・判断保留の集約棚不可保留

「W 系」とまとめると引当の扱いを取り違える。本章では常に W1 / W2 を区別する。

6-1-2. _S 版とは

元商品コードに _S サフィックスを付けた別 SKU。

項目元商品_S 版
型番FM-J80FM-J80_S
商品コード010100100(例)別途自動採番(例: 022874006)
商品名焼海苔詰合せ訳あり 焼海苔詰合せ
販売価格1,080 円元価格 × 0.7(四捨五入)
F3(特殊分類)通常訳あり
引当不可日数F4 から導出(例: 90 日)30 日(抹茶系 = 20 日)
置き場通常ロケ(A1, B1 など)W1

新規 _S 版の 商品登録は 第 7 章 で扱う。本章では「_S 版がすでに登録されている前提」で振替手順を書く。抹茶系商品(型番に MC を含む)の _S 版は引当不可日数が 30 日ではなく 20 日(鮮度低下が早いため)。

6-2. W2 在庫の判断フロー(最重要)

第 4 章 §4-4 で自動生成の引当不可ロケ(retirement_*)から W2 に集約された在庫は、ここで処置を判断する。

[W2 に集約された在庫]
        ↓
  _S 版が登録されている?
        ├── No  → 廃棄(タブ1 廃棄、§6-4)
        │       もしくは 第 7 章で _S 版を登録してから _S 振替(タブ1)
        ↓ Yes
  期限が引当不可日数(30 日 / 抹茶系 20 日)以上残っている?
        ├── No  → 廃棄(タブ1 廃棄)
        ↓ Yes
  改廃品か?
        ├── Yes → 訳あり化(タブ2、§6-6)
        ↓ No
  _S 振替(タブ1 _S 振替、§6-3)

判断時の参照情報

判断のタイミング

6-3. 物理不良 → _S 振替(機能9 タブ1)

物理不良の元商品在庫を _S 版 SKU + W1 ロケに振替 する出庫 + 入荷 CSV のペアを自動生成。

ユースケース

商品コードが 元コード → _S 版コード に変わる。振替後の置き場は W1

▶ Step 1: ツールに入る → タブ1 → 処理「_S 版振替」

  1. サイドバー → 在庫調整 → 訳あり処理
  2. タブ1(_S 振替 / 廃棄) を選択 → 🔵 _S 版振替 をクリック

▶ Step 2: 対象をカートに追加

  1. 商品検索(型番 / 商品コード)→ 候補から元商品を選択
  2. ロケ・期限を在庫サジェストから選び、振替数量を入力 → カートに追加
  3. 複数行を一括投入する場合は Step 2 を繰り返し

▶ Step 3: 確認 → CSV(ZIP)DL

  1. 「次へ」→ 確認画面で内容チェック(出庫元 / W1 移動先 / 期限 / 数量)
  2. 📥 振替 ZIP を DL → 出庫 CSV + 入荷 CSV のペアが ZIP で 1 本にまとまる

_S 版が未登録の場合は 3 ボタン(押下順自由)が表示される: _S 版マスタ CSV / 商品対応表 CSV / 振替 ZIP

▶ Step 4: ロジレスにアップロード

  1. _S 版が未登録の場合は先に 商品マスタ → 商品対応表 を投入(Step 3 で出力した 2 CSV)
  2. 在庫操作 → 出庫 → 一括登録 → インポート「標準」 → 出庫 CSV を投入
  3. 在庫操作 → 入荷 → 一括登録 → インポート「標準(入荷予定なし)」 → 入荷 CSV を投入
    • ZIP DL 完了直後 🔗 出庫一括登録を開く 🔗 入荷一括登録を開く リンクあり
  4. 該当在庫の状態が「W1 の _S 版 N 個(保管中)」になっていることを確認

順序は (商品マスタ → 対応表 →)出庫 → 入荷 が安全(在庫超過エラー回避のため)。

結果として在庫数の総量は変わらず、SKU と棚だけが変わる

6-4. 物理不良 → 廃棄(機能9 タブ1)

_S 版に振替するほどの価値もない不良在庫を出庫 CSV だけで減らす。

ユースケース

商品コードは変わらない。在庫を減らすだけ。

▶ 操作

  1. 機能9 → タブ1 → 処理 ⚪ 廃棄
  2. 商品検索 → ロケ・期限 → 廃棄数量を入力 → カートに追加(備考に「廃棄」が自動入力)
  3. 「次へ」→ 確認画面 → 📥 廃棄(出庫)CSV を DL → 5 列出庫 CSV
  4. ロジレス → 在庫操作 → 出庫 → 一括登録 → インポート「標準」
    • 🔗 出庫一括登録を開く リンクから直接遷移可

備考欄に「廃棄」と明記しておくと、後から監査するときに通常の出庫と区別しやすい。

6-5. 改廃品 → 訳あり化(SKU そのまま)(機能9 タブ2)

旧型番が廃番になり、後継品(FM-J → FM-J80 など)に切り替わったが、旧型番の現有在庫が残っているケース。これを売り切るために、旧型番のまま訳あり扱いに変える

ユースケース

項目_S 振替(§6-3)訳あり化(§6-5)
対象物理不良改廃品
SKU_S 版に変更そのまま
商品マスタ_S 版を新規登録既存マスタを更新
W1 へ移動W1 へ移動

ポイントは SKU を変えない こと。商品マスタの中身を更新するだけで、商品コード・型番・識別コードは元のまま。MP 検品で元の JAN で通すため、識別コード継承が重要。

▶ Step 1: ツールに入る → タブ2 → 処理「訳あり化」

  1. サイドバー → 在庫調整 → 訳あり処理
  2. タブ2(改廃品) を選択 → 処理 🔵 訳あり化
  3. 旧 → 新マッピング(旧型番 / 後継型番)を画面内 CRUD で登録・編集

▶ Step 2: 在庫プレビュー → 対象選択

  1. 旧型番一覧から対象を選択 → 在庫プレビューに保管中の(ロケ / 期限 / 残数)が表示される
  2. 訳あり化する行(通常は全在庫)をチェック

▶ Step 3: 確認 → CSV(ZIP)DL

「次へ」→ 確認画面で内容チェック:

📥 訳あり化 ZIP を DL商品マスタ更新 CSV(16 列、1 行)+ 棚移動 CSV(6 列) が ZIP で 1 本。

▶ Step 4: ロジレスにアップロード

  1. ロジレス(マーチャント)→ マスタ → 商品マスタ → 一括登録 → インポート「標準」 → 商品マスタ更新 CSV を投入(既存マスタが上書きされる)
  2. ロジレス(オペレーター)→ 在庫操作 → 棚移動 → 一括登録 → インポート「標準」 → 棚移動 CSV を投入(W1 も引当可能ロケなので保管中のまま)
  3. 該当商品の表示が「訳あり ◯◯ / 価格 × 0.7 / F3=訳あり / 引当不可 30 日」になっていることを確認

順序は 商品マスタ更新 → 棚移動 が安全(先にマスタを訳あり化してから物理移動を反映)。

訳あり化の効果はロジレス内部のみ。Shopify / 楽天 のフロント表示(商品名 / 価格)は変わらない。LOGILESS ↔ Shopify は商品対応表を介した在庫数連携のみで、商品マスタ(名前・画像)の同期は無し。モール側も訳あり扱いにしたい場合は別途 Matrixify / RMS で更新する(現状ツールに「訳あり化用 Matrixify 派生」は無いので手動編集)。

6-5-1. ロジレス側だけ訳あり、フロントは通常価格のまま運用

ロジレス側だけ F3=訳あり にしておくと、倉庫オペレーション(ピッキング・在庫引当ロジック)のみ訳あり扱いになり、モール上では従来通り定価で売られ続ける。在庫管理の都合で SKU を切り替えたいだけの場合に有効

他の列(商品コード、識別コード、型番、原価、サイズ、F1、F2、F4、税率)は元の値のまま。詳細は 第 7 章

6-6. 改廃品 → W2 集約のみ(機能9 タブ2)

改廃品の在庫を 一旦 W2 に集めるだけ で、訳あり化(販売継続)するか廃棄するかの判断はあとに回したいケース。商品マスタは変更しない、棚移動だけで済む。

ユースケース

W2 は引当不可ロケなので、移動した時点で在庫は保留状態になり、受注引当の対象外になる。

▶ 操作

  1. 機能9 → タブ2 → 処理 🟡 W2 集約
  2. 旧型番を選び、保管中ロケから集約したい行をチェック
  3. 「次へ」→ 確認画面 → 📥 W2 集約(棚移動)CSV を DL → 6 列棚移動 CSV(移動先=W2 固定)
  4. ロジレス → 在庫操作 → 棚移動 → 一括登録 → インポート「標準」
    • 🔗 棚移動一括登録を開く リンクから直接遷移可
  5. 在庫ステータスが 保管中 → 保留 に自動変換される
引当不可ロケ(retirement_*)自動生成からの W2 集約(改廃品ではなく期限切れ等が原因)は、第 4 章 §4-4-1 機能6 ワンボタン集約 で処理する。本節は 改廃品の W2 集約 専用。

6-7. _S 振替 vs 訳あり化 対比

項目_S 振替(§6-3)訳あり化(§6-5)
トリガー物理不良改廃品
SKU_S 版に変更そのまま
商品マスタ_S 版を新規登録(事前作業)既存マスタを更新
商品対応表_S 版の対応表を新規作成更新不要
移動先の棚W1(_S 品販売棚、引当可)W1(_S 品販売棚、引当可)
移動時のステータス元ロケ(保管中)→ W1(保管中)元ロケ(保管中)→ W1(保管中)
価格元 × 0.7元 × 0.7
引当不可日数30 日(MC 系 20 日)30 日(MC 系 20 日)
商品名「訳あり {元商品名}」(_S 版マスタ作成時)「訳あり {元商品名}」(マスタ更新時)
必要な CSV出庫 + 入荷商品マスタ更新 + 棚移動
Shopify / 楽天 への自動反映無(_S SKU を別途登録した場合は連携、通常は連携対象外)

両者とも最終的に W1 に置かれるが、SKU を変えるか変えないか の違い。

6-8. 生成 CSV 早見表

処理必要な CSV投入順序
_S 振替(§6-3)出庫(元コード)+ 入荷(_S 版、W1)出庫 → 入荷
_S 振替(_S 版未登録時)第 7 章 で _S 版商品マスタ + 商品対応表を先に作る → その後 出庫 + 入荷商品マスタ → 対応表 → 出庫 → 入荷
廃棄(§6-4)出庫のみ
W2 集約(§6-6)棚移動(→ W2)
訳あり化(§6-5)商品マスタ更新 + 棚移動(→ W1)商品マスタ更新 → 棚移動

6-9. イレギュラー対応

症状対応
既に _S 版が存在するのに新規作成しようとした商品コードまたは型番の重複でロジレスが商品マスタ CSV を弾く。既存 _S 版の商品コードをロジレス商品マスタで確認し、新規作成せずにそちらに振替する
旧 → 新の対応関係がわからない改廃品マーチャント側に確認するか、判断保留して W2 集約だけ先に行う(§6-6)
訳あり化したのに Shopify で「訳あり 」表示にならない仕様(§6-5 警告)。ロジレス側だけ訳あり扱いでフロントは元のまま運用するか、Shopify Matrixify で別途更新する
W2 集約したあと処置を決めずに放置してしまったW2 滞留在庫は週次/月次で見直す運用。期限が引当不可日数を切ったら廃棄判定。改廃品なら訳あり化 or 廃棄を判断

6-10. よくある質問

物理不良と改廃品、両方の事象が同時に起きた在庫はどう処理?

基本は 改廃品 訳あり化が先(SKU 不変、ロジレス内部のみ)→ それでも売れない物理不良分は _S 振替 or 廃棄。判断に迷ったらまず W2 集約して、後で処置を決める。

_S 振替するときに _S 版が未登録だと気づいた。どこから手をつける?

機能9 タブ1 で 3 ボタン(_S 版マスタ CSV / 商品対応表 CSV / 振替 ZIP)が出てくるので、押下順自由でロジレスに投入する。順序の安全策は (1) 商品マスタ → (2) 対応表 → (3) 出庫 → (4) 入荷。

抹茶系の引当不可日数が 20 日って、機能9 ツールが自動でやってくれる?

はい。型番に MC が含まれていると自動で 20 日が入る。気づいたら数字が違っていた、というケースだけ手で上書き。

廃棄したものを後から「やっぱり _S 振替したかった」と気付いたら戻せる?

物理在庫が残っているなら、予定なし入荷 CSV(第 3 章 §3-5)で同数を W1 + _S 版で入れ直せば実質的に戻せる。物理廃棄してしまっていたら不可。

改廃品マッピングはどこで管理してる?

機能9 タブ2 の画面内で追加・編集・削除できる(全ユーザー共有)。ツール画面から完結する。

7. 商品登録

使う機能機能1 商品登録(/tool/article-register) / 機能2 商品対応表(/tool/article-map)

対象新規商品をロジレスに登録する人、_S 版 / Ghost 親 / ケース販売 の追加、対応表の差し替え、Shopify / 楽天 連携の修復

商品をロジレスに正しく登録しないと、注文取込で「商品マスタにない」エラーで止まる・在庫が連携されない・MP 検品が通らないといった問題が起きる。本章は 24 列の Sheets 台帳 → ツール(機能1)→ ロジレス + Shopify + 対応表 の流れを 1 周押さえることが目的。

7-1. 商品登録の全体像

ロジレスで商品を扱うには 商品マスタ商品対応表 の 2 つを揃える必要がある。

[商品マスタ]              [商品対応表]              [各店舗の SKU]
ロジレス側で              ロジレス商品コードと        Shopify / 楽天
商品そのものを定義  ←→   店舗 SKU の対応関係  ←→   その他店舗
(16 列 / 17 列 CSV)       (2 列 CSV)

商品マスタの CSV は 2 系統:

フォーマット用途
16 列 CSV(articles)通常品・_S 版・Ghost 親・グッズ・資材・改廃訳あり扱い
17 列 CSV(assortments)ロジレス公式セット商品機能を使う「ケース販売」(_B サフィックス)

商品マスタだけ作っても店舗注文は引き当たらない。対応表だけ作っても物がないので意味がない。両方を揃えて初めて運用に乗る。

7-1-1. 4 つのコード

名称何のコードか入力者
商品コードAO コード(社内 Aladdin コード)。全社のキー010080400山本山
ロジレスコードロジレスが自動採番する内部 ID、13 桁2000287161737ロジレス(自動)
識別コードJAN コード4903210732708山本山
型番Shopify SKU = 楽天 SKU(共通)UZT山本山
ロジレスコードは CSV に直接書かない。ツール(機能1)が STEP 3-2 でロジレス API を叩いて自動取得・自動上書きする。

7-1-2. 3 コード統一とは

_S 版・Ghost 親・グッズ・資材 など AO コードを持たない商品 は、ロジレスが商品コードを自動採番する。最終的な「あるべき姿」は:

商品コード = 識別コード = ロジレスコード(13 桁)

この 3 つを同値に揃えることを 3 コード統一 と呼ぶ。MP 検品で識別コードでも商品コードでも通せるようにし、商品対応表で一意にひもづけるため。ツール運用では機能1 STEP 3-2(API 自動 PUT)が 3 コード統一を完結させる

7-2. メイン手順(機能1 商品登録)

/tool/article-register (サイドバー → 商品マスタ → 商品登録)

24 列の Sheets 商品マスタ台帳を正本とし、台帳に行を追加 → ツールに取込 → 段階開示で STEP 1 → STEP 2 → STEP 3-1 → STEP 3-2 → STEP 3-3 の順に進める。

▶ STEP 1: 台帳 CSV アップロード

  1. Sheets 商品マスタ台帳(24 列)を編集する
    • 列定義は docs/reference/ledger_csv_format.md 参照
    • 既存行は col24「自動更新スキップ」を TRUE にしておく(新規登録対象外にする目印)
    • 新規登録したい行は col24 = FALSE で入れる
  2. Sheets → ファイル → ダウンロード → CSV(現在のシート) で UTF-8 BOM 付き CSV を取得
  3. ツール画面の STEP 1 ドロップゾーンに CSV をドロップ(またはファイル選択)

▶ STEP 2: プレビュー & フィルタ

ツールが台帳を読み、派生(_S 版・ケース販売・Ghost 親)を含めた 出力候補件数 / OK / 警告 / エラー を表示する。

代表的なエラー(詳細は §7-7):

種類
必須列空欄型番・商品名・F1・F2・税抜上代・税率・F4・派生フラグの空欄
コード重複同じ商品コード or 型番が台帳内に 2 行
数値型不正価格・税率・F4・引当不可日数・構成数量が数字でない
F3 矛盾_S 版生成フラグ TRUE + F3=セット品 など
ケース販売の元コード衝突元 AO コード末尾 2 桁が 10 → 派生コードが元と衝突

▶ STEP 3-1: 商品マスタ CSV を出力 → ロジレスに投入

ツール画面の 📥 すべて DL (ZIP, 商品マスタ系 3 本) を押すと以下 3 本がまとめて落ちる:

ファイル中身アップロード先
articles_*.csv(16 列)通常品 / _S 版 / Ghost 親 / グッズ / 資材 / 改廃訳ありロジレス商品マスタ
assortments_*.csv(17 列)ケース販売(構成品付きセット商品)ロジレス セット商品マスタ
shopify_matrixify_*.csvShopify Matrixify 互換Shopify Matrixify アプリ
  1. ロジレス(マーチャント)→ マスタ → 商品マスタ → 一括登録 → インポート → フォーマット 「標準」articles_*.csv を投入
    • ツール画面の 📤 ロジレス インポート画面: 商品マスタ (articles) リンクで新規タブから開ける
  2. ケース販売がある場合: マスタ → セット商品マスタ → 一括登録 → インポート「標準」assortments_*.csv を投入
  3. Shopify: 管理画面 → Apps → Matrixify → New Import → shopify_matrixify_*.csv → プレビューで確認 → Import 実行
  4. 投入が終わったら、ツール画面の ✓ 商品マスタ投入完了 → 次へ で STEP 3-2 に進む

ロジレス側で _S 版 / Ghost 親 / Ghost 親由来の派生は 商品コード空欄 → ロジレスコード 13 桁が自動採番 される。ケース販売(_B)は元 AO コード末尾 2 桁を 10 に置換した値が既に入っているため、自動採番には依存しない。

▶ STEP 3-2: _S 版 / Ghost 親 の 3 コード統一(API 自動 PUT)

STEP 3-1 で商品マスタを投入した直後、ツール画面の 🔄 採番取得 + 3 コード統一 (PUT) を押す。ツールが自動で:

  1. ロジレス API で台帳の _S 版 / Ghost 親 行を検索 → 採番済み object_code(ロジレスコード 13 桁)を取得
  2. code(商品コード)と identification_code(識別コード)の両方を 13 桁ロジレスコードで上書き(PUT)
  3. 結果を画面に表示: 統一済 N 件 / スキップ N 件 / 失敗 N 件

ケース販売(_B)は STEP 3-2 対象外(採番不要)。新規 _S 版 / Ghost 親 が無い「純粋な通常品のみ追加」のときは「対象なし → 次へ」で STEP 3-3 にスキップ可。

▶ STEP 3-3: 商品対応表 CSV を出力 → ロジレスに投入

📥 article_maps_*.csv (機能2 連動) をクリック。STEP 3-2 で 13 桁ロジレスコードに統一済みの値が即時マージされた 2 列 CSV が落ちる。

  1. ロジレス → マスタ → 商品対応表 → 一括登録 → インポート「標準」article_maps_*.csv を投入
    • ツール画面の 📤 ロジレス インポート画面: 商品対応表 (article_maps) リンクから直接開ける
  2. 店舗(Shopify / 楽天)ごとに同じ CSV を投入(店舗別の対応表が必要)

完了判定

7-3. メイン手順(機能2 商品対応表)

/tool/article-map (サイドバー → 商品マスタ → 商品対応表)

機能1 で出力される ArticleMaps CSV と同じ内容を 対応表だけ再生成 するときに使う。新規商品の登録は必ず機能1 を通す(商品マスタが先・対応表が後の順序が崩れないように)。

  1. サイドバー → 商品マスタ → 商品対応表
  2. 「ファイルを選択」 で台帳 CSV(もしくは ArticleMaps 形式の CSV)を取込
  3. 画面下部から ArticleMaps CSV(2 列、UTF-8 BOM、QUOTE_ALL) を DL
  4. ロジレス → 商品対応表 → 「標準」 → 投入

7-4. 商品種別ごとの扱い

F3 値商品コード識別コード型番対応表備考
通常AO コードJANShopify SKU作る_S 版 / ケース販売 派生フラグで派生生成
訳あり(_S 版)空欄 → 自動採番 → STEP 3-2 で 13 桁統一同左親型番 + _S作る通常品から派生、価格 ×0.7、引当不可 30 日(MC* は 20 日)
訳あり(改廃品)元 AO のまま元 JAN のまま元のまま更新不要F-UN, F-WN, F-AON, F-AN, F-YZN, F-YN, A-5YU, A-3HYK — 台帳 F3 列で「訳あり」を手動指定
セット品(Ghost 親)空欄 → 自動採番 → STEP 3-2 で 13 桁統一同左Ghost 用型番作る + 自動在庫連携 OFF を 手動設定売価 0 円・引当不可 0 日
ケース販売(_B)元 AO 末尾 2 桁 → 10 置換空欄元型番 + _B作る(自動在庫連携 ON のまま)17 列 CSV、自動採番に依存しない(STEP 3-2 対象外)
グッズAO or 自動採番JAN or 同上Shopify SKU作る引当不可 0 日
資材AO or 自動採番JAN or 同上作らない店舗で販売しない

7-4-1. _S 版(訳あり派生)

7-4-2. 改廃品の訳あり化

旧型番が廃番になった後の在庫を売り切るために訳あり化する。SKU は変えず、既存商品マスタを上書き

観点_S 版改廃品の訳あり化
トリガー物理不良・期限近廃番に伴う売り切り
SKU新規(_S 付与)元のまま
商品コード別途自動採番元の AO のまま
識別コードロジレスコードと同値元の JAN のまま(継承)
商品マスタ新規登録既存を上書き
商品対応表新規作成必要更新不要

MP 検品で 元の JAN で通すため、識別コード継承が重要。詳細は 第 6 章 §6-3

7-4-3. Ghost 親(セット親)

7-4-4. ケース販売(_B)

単品 × N のケース売り。Ghost 親とは仕組みが根本的に違う:

項目Ghost 親(F3=セット品)ケース販売(F3=ケース販売)
商品区分通常商品セット商品
在庫モデル親に在庫を持たせる構成品から自動算出(在庫なし)
受注時の挙動親 SKU として受注、子展開なし親子明細に自動展開
Shopify 自動在庫連携手動で OFFON のまま運用可
出力 CSVarticles_*.csv(16 列)assortments_*.csv(17 列)

7-5. 引当不可日数の決定ルール

引当不可日数は F3 と F1 / F2 / F4 から自動算出。ツールが台帳から自動で埋めるので、原則手で書かない。

F3条件引当不可日数
訳あり抹茶系(型番に MC)20 日
訳ありそれ以外30 日
セット品 / グッズ / 資材0 日(一律)
ケース販売列自体なし
通常(F2=YMY)F4=360120 日
通常(F2=YMY)F4=24080 日
通常(F2=YMY)その他 F4警告
通常(F2=山本山)F4=540 + ギフト系(F1 にギフト含む)150 日
通常(F2=山本山)F4=540 + 単品系90 日
通常(F2=山本山)F4=39090 日
通常(F2=山本山)F4=360 / 240 / 18060 日
通常(F2=山本山)F4=12040 日
通常(F2=山本山)F4=9030 日
通常(F2=山本山)F4=0 / 空0 日
通常(F2=山本山)その他 F4警告
F4÷3 のような単純計算ではない。F2 → F4 → F1 の 3 段階ルックアップ。営業側のルール(F4÷3)と EC の運用ルールは別物。

7-6. Shopify / 楽天 連携の確認と修復

ロジレスに商品を登録しても、Shopify / 楽天 側で商品が無い・対応表が無いと、注文取込で「商品マスタにない」エラーで止まる。

7-6-1. 連携状態の見方

連携確認場所正常な状態
ロジレス商品マスタへの登録ロジレス → 商品マスタ → 型番検索商品コード・型番・JAN・F3 が想定通り
商品対応表ロジレス → 商品対応表 → 店舗フィルタ店舗 SKU と ロジレス商品コードが紐付き
Shopify 商品マスタShopify 管理画面 → 商品 → SKU 検索商品が存在・バリアントが正しい
Shopify 在庫連携Shopify → 在庫 → SKU の在庫数ロジレスと一致(数分以内、定期 job)
楽天 SKU 連携楽天 RMS → 商品管理 → SKU 検索商品ページに反映

7-6-2. 連携エラー時の修復手順

症状対応
ロジレスに商品が無い§7-2 で機能1 商品登録から再投入
ロジレスに商品はあるが対応表が無い§7-3 で機能2 から ArticleMaps CSV を投入。_S 版 / Ghost 親 が新規登録された直後に対応表だけ漏れたケースは、機能1 を STEP 3-1(既存にヒットで上書きなし)→ STEP 3-2(3 コード統一)→ STEP 3-3(対応表 DL)で再生成すれば確実
Shopify に商品が無いShopify Matrixify CSV を機能1 から再生成して Matrixify アプリに投入
在庫が連携されない(1) ロジレス対応表に店舗 SKU が紐付いているか / (2) Shopify「Inventory」が「ロジレス連携用ロケーション」になっているか / (3) 楽天は RMS 側の在庫管理設定を確認

7-7. よくあるハマりポイント

  1. STEP 3-1 と STEP 3-2 の順序ミス — STEP 3-1 で商品マスタを ロジレスに投入してから STEP 3-2 を実行。順序を逆にすると STEP 3-2 が「型番未ヒット = 未登録」で全失敗する。
  2. F3 値の選択ミス — 通常 / 訳あり / セット品 / ケース販売 / グッズ / 資材 の 6 値。F3=セット品 と F3=ケース販売 は別物。
  3. ケース販売の構成数量空欄 — TRUE + 空欄 / 0 以下 → 17 列 CSV が派生出力されない(エラー)。
  4. 採番値を Sheets 台帳に書き戻さない — 台帳は登録時のスナップショット。採番後の運用情報は LOGILESS が正本。
  5. 既登録分の識別コード歯抜け — 過去に手で登録された _S 版 / Ghost 親 は識別コードに歯抜けがある場合あり。歯抜け修正の一括処理は Kaname に依頼。
  6. F1 / F2 の表記揺れ — 全角/半角・ひらがな/カタカナ違いで集計が壊れる。既存 Articles CSV を出して表記を合わせる。
  7. 税率の取り違え — 食品 = 8 / それ以外 = 10。間違えると納品書・請求書の金額が狂う。
  8. Ghost 親の自動在庫連携 OFF 忘れ — 対応表登録後にロジレス画面で連携 OFF を手動設定しないと Shopify 在庫が 0 に上書きされる事故になる。

7-8. よくある質問

通常品を 1 件だけ追加したいときも、必ず Sheets 台帳 → ツール の手順を踏む?

はい。台帳が正本。台帳に行を追加 → ダウンロード → ツール → ロジレス の流れを守る。手で CSV を組まない。

STEP 3-2 で「失敗 N 件」が出た。どうする?

ほとんどは STEP 3-1 の投入漏れ(型番未ヒット)。ロジレスで該当型番を検索し、未登録なら STEP 3-1 を再投入してから STEP 3-2 を再実行する。

機能2 単独で対応表を作ると、機能1 経由と何が違う?

同じ ArticleMaps CSV を作る。機能2 は対応表だけ差し替えたいときの補助。新規商品の登録は必ず機能1 を使う(商品マスタが先・対応表が後の順序が崩れないように)。

_S 版を作るのを忘れて通常品だけ登録してしまった。後から _S だけ追加できる?

できる。台帳の通常品行で _S 版生成フラグを TRUE に切り替え → 再アップロード → STEP 3-1 で articles_*.csv を再投入(既存に上書き + _S 版が新規追加) → STEP 3-2 → STEP 3-3 で対応表再投入。

改廃品の訳あり化と _S 振替を間違えそう。判断基準は?

SKU を変えるかどうかが分岐点。物理不良で同じ型番のまま売り続けたくない → _S(SKU 変更)。廃番なので売り切りたいだけ → 改廃訳あり化(SKU 不変)。詳しくは 第 6 章 §6-3

8. 受注マクロ運用

使う場面マクロの挙動を変えたい、新店舗イベントに合わせて設定を足したい、トラブル時の調査。通常運用ではマクロは触らない(裏で動いている)

8-1. 受注マクロの全体像

[モール (Shopify / 楽天)]
   ↓ 受注データ
[ロジレスマクロ]   タグ付与・倉庫変更・確認待ち化・PL 転記など
   ↓ 加工された受注
[ロジレス出荷フロー (第 2 章)]

マクロは ロジレスに入ってきた受注に条件で発火 する自動処理。第 2 章 で「裏で勝手にやってくれる」と書いていた部分の正体がここ。正本 JSON: sales_order_macros_*.json(Shopify / 楽天それぞれ別ファイル)。

8-2. マクロの基本ルール

8-2-1. トリガー種別

トリガー発火タイミング用途
OnAcceptモールから受注がロジレスに入ってきた瞬間(新規受注時)タグ付け・倉庫変更・確認待ち化・PL 転記など、ほとんどがこれ
OnProcessed受注確定処理が走ったタイミングごく一部(代引き入金ステータス変更、時間指定不可地域の時間帯削除)

8-2-2. 1 マクロ = 1 アクション

1 本のマクロには 条件 1 セット + アクション 1 つ しか書けない。複数処理は複数マクロに分解する。例: のしあり注文を蔵前へ振り向ける場合 — のしあり_タグづけ(条件: のしキーワード検出 → AddTag)+ のしあり_蔵前処理(条件: のしありタグあり → ChangeWarehouse=7110)の 2 本。

8-2-3. 評価順序 = 決定的

マクロは上から順に評価される。マクロ A でタグを付与 → マクロ B でそのタグを判定 という連鎖が同イベント内で可能。並び順を間違えるとタグの依存関係が崩れる。

8-2-4. モールごとに別管理

Shopify と 楽天 のマクロは 別画面・別設定。同じ「のしあり判定」でも、Shopify は外側(Shopify Flow)でタグ付け → ロジレス、楽天は受注内の articleOption をマクロでキーワード判定 と仕組みが違う。

8-2-5. 用語

用語意味
タグ受注伝票にだけ付く属性。出荷伝票には引き継がれない
tagsStringマクロの条件式でタグ全体を文字列として参照する書き方
statement_notes納品書の特記事項のみ。PL には出ない
picking_notes出荷指示書(PL)に出る正しいフィールド
buyerComment購入者備考欄

statement_notespicking_notes を取り違えると、PL に出てほしい情報が出ない事故が起きる。

8-3. 現役マクロの主な役割(カテゴリ別)

マクロ規模感: Shopify 全 20 本(有効 13 / 温存 7)、楽天 全 9 本(有効 8 / 温存 1)。「温存」は削除予定ではなく、フェーズ切替時に有効化するための予約席(§8-4)。

8-4. マクロの 2 フェーズ運用設計

蔵前 vs ココドットの 「どちらをデフォルト倉庫にするか」 によって、マクロの有効/温存を反転する設計。

フェーズデフォルト倉庫マクロ運用
フェーズ 1(現在)蔵前(7110)ココドットへ送る注文だけマクロで倉庫変更 → 7158。「○○_蔵前処理」系は冗長なので 温存
フェーズ 2(将来)ココドット(7158)蔵前へ送る注文だけマクロで倉庫変更 → 7110。「○○_蔵前処理」系を 温存 → 有効化、現フェーズのココドット振り向け系は逆に温存に下げる

切替手順(将来作業の参考)

  1. ロジレス組織設定でデフォルト倉庫を蔵前 → ココドットに変更
  2. Shopify店舗のマクロ ON/OFF を反転(温存マクロを有効化、ココドット振り向け系を無効化)
  3. 楽天店舗のマクロも同様に反転
  4. 倉庫振替自動実行設定の対象/対象外を反転
  5. 切替後 3 日は全注文目視チェック

8-5. のしあり判定の仕組み

のしの検出はモールごとに別レイヤーで動く。同じ「のしありタグ」でも経路が違う。

Shopify

Shopify Flow(ロジレスの外、Shopify 管理画面側のワークフロー)が注文プロパティを検査して「のしあり」タグを付与してからロジレスに送る。ロジレス側のマクロは「すでに付いているタグ」を見るだけ。Shopify でのしタグが付かない問題はロジレスのマクロを見ても解決しない → Shopify 管理画面の Flow ログ確認が必要。

楽天

ロジレスマクロが注文の lines.articleOption(商品オプション欄)に 11 キーワードのいずれか が含まれているかで OR 判定:

外のし / 内のし / 蝶結 / 結切 / 歳暮 / 中元 / 年賀 / 暑中 / 残暑 / 寒中 / シール

1 つでも該当すれば「のしあり」タグが付く。

のしあり注文は確認待ちにならない

のしあり判定後の処理は タグ付け + PL 転記(購入者備考欄経由)のみ。確認待ち化はしていない。現場は PL を見て、のしの鉄人での印刷準備に進む 運用。

8-6. マクロを編集したい時

ナレッジ §13 / §13-2 と JSON 正本(sales_order_macros_*.json)を見ながらマーチャント画面で編集する。画面 UI が変わる可能性があるため詳細な画面操作は本書では扱わない。

編集の前提

8-7. イレギュラー対応

症状確認順
マクロが効いていない(タグが付かない・倉庫が変わらない)(1) 該当マクロが有効か / (2) 並び順は適切か(タグ依存関係の前後)/ (3) トリガー種別(OnAccept / OnProcessed)が合っているか
楽天注文の倉庫が想定外(蔵前に来るべきものがココドットへ)マクロ評価順序 / 振り向けマクロ ON/OFF を確認。ナレッジ §13-2 で楽天マクロ群の依存関係を再確認
Shopify Flow でのしタグが付いていないShopify 管理画面 → Flow ログ を確認(ロジレス側マクロを見てもこの症状は解決しない)
POS 注文だけ挙動がおかしいShopify Flow が「物販」タグを付けているか、ロジレスマクロが「物販」タグで蔵前振り分け + 「物販」モデルへ分類しているかを確認
楽天 licenseKey 切れで受注取込が止まった第 12 章 §12-1 の 90 日 licenseKey 更新手順を実行

9. 出荷実績突合

使う機能機能7 出荷実績突合(/tool/ship-match)

対象毎日の集荷後に実行する「送り状番号をロジレスに戻す」工程。出荷漏れ・出荷ズレ検知も兼ねる

集荷が終わったあと、佐川 e 飛伝 III から出力した実績 CSV(送り状番号入り)と、ロジレスの検品済み伝票を突合 → ロジレスにアップロードする実績 CSV を作る作業。これを経てロジレスの伝票が 「出荷済み」 になり、Shopify・楽天 へ追跡番号が自動通知される。

過去に Claude 依頼運用と並走で差分ゼロを確認済み。現在は本ツール一本運用。

9-1. 突合の目的

9-2. 入力ファイル 2 種

ファイル取得元用途
ロジレス CSV(出荷伝票エクスポート)ロジレス → 出荷 → 出荷作業中検品済み伝票の一覧(期待出荷件数)
shukka_rireki佐川 e 飛伝 III → 出荷履歴 → 「標準_飛脚宅配便_CSV_ヘッダ有」実際に発行した送り状番号
取得タイミングは「集荷が終わってから」両方を取得する。先に取ると物理出荷していない伝票も混じる。

9-2-1. ロジレス CSV のエクスポート手順

  1. ロジレス → 出荷 → 出荷作業中 タブを開く
  2. 当日の出荷作業中伝票を 全件チェック
  3. 「伝票単位で出力」 を選択
  4. 出力フォーマット 「標準」 を選択してエクスポート

出力ファイル名は OutboundDeliveries-YYYYMMDDHHMMSS.csv。フォーマット「標準」を選択する。「出荷準備完了日時」が空欄の伝票は突合対象外(= 検品済みかどうかの判定列)。

9-2-2. ファイル形式まとめ

ファイルサンプル形式
ロジレス CSV(出荷実績エクスポート)OutboundDeliveries-*.csvUTF-8 / CRLF / 12 列 / ダブルクォート囲み
shukka_rirekishukka_rireki_sample.csvUTF-8 BOM(CP932 の場合もあり)/ 91 列

9-3. メイン手順(機能7 ツール)

サイドバー → 出荷 → 出荷実績突合(/tool/ship-match)。

▶ Step 1: 2 ファイルを取込

  1. ロジレス CSV をエクスポート(§9-2-1)
  2. 佐川 e 飛伝 III から shukka_rireki をダウンロード
  3. ツール画面 STEP 1: 上記 2 ファイルを順次「ファイルを選択」で取込

▶ Step 2(任意): 除外指定

検品済だが今日は出さない伝票があれば、除外指定欄に「受注コード or 13 桁伝票コード」を 1 行 1 個で入力。

▶ Step 3: 突合実行

突合する ボタン押下。

▶ Step 4: プレビューで 6 分類を確認

件数サマリー(6 セル)と内訳が表示される。

分類意味表示
採用正常突合(ロジレス + shukka 両方あり)出荷グループ別トグル(200 件規模)
漏れ候補検品済だが shukka 無し → 物理出荷漏れ? / 送り状 CSV 未発行?展開、0 件なら緑バナー
重複同管理番号で複数送り状、採用は最大送り状 No.折りたたみ
対象外グレーshukka 削除区分 ≠ 0、自然に除外されるもの折りたたみ
不明shukka に管理番号あるが ロジ出荷作業中 CSV に該当なし → 戻し時送り状破棄忘れ / 別日混入 / 出荷後キャンセル / 入力ミス展開
e 飛伝手動発行薄青shukka 管理番号空欄。e 飛伝 UI から直接発行された送り状でロジレス未経由折りたたみ。通常運用では原則出ない、1 件以上出たら現場で確認

出荷日: shukka の最頻出日付を初期値、ファイル名に使用。誤判定なら手動上書き。

▶ Step 5: CSV をダウンロード → ロジレスにアップロード

  1. N 件の CSV をダウンロードshukka_rireki_実績戻し用_YYYYMMDD.csv(UTF-8 BOM / 91 列 / CRLF)
  2. ロジレス → 出荷作業中タブ → CSV をアップロード で投入(送り状 CSV 発行 と対の機能)

9-4. 突合の判断ロジック

ツール内部で自動適用するルール(手動チェック不要、人手で判断する場合の参考):

[ロジレス CSV]
   ↓ 出荷準備完了日時が空欄でない行だけ残す
[検品済み伝票一覧]
   ↓ 伝票コード ↔ shukka_rireki のお客様管理番号 で突合
[マッチした行]
   ↓ 同じお客様管理番号で複数あれば 送り状 No. 大の方を採用
   ↓ 削除区分 0 以外を除外
[出力 CSV (shukka_rireki 形式)]

9-4-1. ルール一覧

#ルール理由
1「出荷準備完了日時」が空欄の行は対象外検品していない = 出荷していない
2伝票コード(ロジレス)= お客様管理番号(shukka)で突合この対応関係で連携している
3同じ管理番号で複数の送り状があったら、送り状 No. の数値が大きい方を採用再発行時は後発が正
4shukka 側「お客様管理番号」が空欄の行は除外紐付け不能
5shukka 側「削除区分」が 0 以外の行は除外キャンセル送り状

9-4-2. 件数の整合確認

9-5. 出力 CSV → ロジレスにアップロード

ファイルを Excel で開いて再保存しない(Excel が勝手にエンコーディングを変えると形式が崩れる)。中身を確認したいときは「メモ帳で開く」または「VS Code で開く」推奨。

9-5-2. アップロード手順

出荷作業中タブの中には、送り状用データを出す CSV をダウンロード と、実績を戻す CSV をアップロード対(つい) で並んでいる。

  1. ロジレス → 出荷作業中タブ → CSV をアップロード
  2. 出力 CSV を投入
  3. 自動的に走る処理:

9-5-3. 投入タイミングの注意

集荷後にやる。先にアップロードすると、まだ物理的に出ていないのに「発送しました」とお客さんに通知されてしまう。

9-6. 検品 = 出荷確定 のルール

本章の運用は 「検品したものは全部出す」 を前提に組まれている。これが崩れると、突合の不一致や顧客クレームが発生する。

9-6-1. 基本ルール

このルールが守られている限り、検品済み件数 = 出荷件数 になり、突合の不一致は理論上発生しない。

9-6-2. 検品後に「出せない」と判明した時のリカバリ

検品してから「やっぱり今日は出せない」となったケース(顧客から急なペンディング依頼、商品の不備が梱包中に判明、など)の処理:

  1. ロジレスで該当伝票を 「出荷待ちに戻す」
  2. 既に発行した 送り状は破棄 する
  3. 翌日以降に再度検品 → 送り状再発行 → 通常通り突合

ロジレス側のステータスを戻すだけで、突合ロジックは何もしなくていい。

9-6-3. 出荷後キャンセル

LOGILESS 側で「出荷済み → 出荷待ちに戻す → そこでキャンセル」操作が可能。機能7 「不明」分類で吸収できるので、運用上の特別対応は不要。

9-7. 不一致時の確認

突合実行時に「ロジレスでは検品済みなのに、shukka_rireki に対応送り状がない」伝票が出た場合(= 漏れ候補):

可能性確認方法
物理出荷漏れ(検品したまま倉庫に残っている)倉庫の集荷待ちエリアに該当伝票がないか目視
shukka_rireki の取得期間不足佐川 e 飛伝 III で出力期間を広げて再取得
検品後に出荷待ちに戻し忘れロジレスで該当伝票のステータスを確認、必要なら出荷待ちに戻す

物理出荷漏れだった場合は、当日中に出荷できるなら通常通り送り状発行 → 突合に含める。出せないなら出荷待ちに戻して翌日以降に回す(§9-6-2)。

9-8. よくある質問

「不明」分類に毎日 1〜2 件出る。問題?

原因の典型: (a) 出荷後キャンセル(再現可能、§9-6-3)/ (b) 戻し時に送り状破棄忘れ / (c) 別日の送り状が混入。1〜2 件なら原因を確認しつつ運用継続、増えたら作業手順の見直し検討。

「e 飛伝手動発行」分類に出てきた。どうする?

通常運用では原則 0 件。1 件以上出たら 現場で確認(e 飛伝 UI から直接発行された送り状でロジレス未経由 → 該当出荷の経緯を追う)。

CSV をアップロードしたら CP932 エラーで弾かれた。

UTF-8 BOM で保存されているか確認。Excel で開いて保存し直すと CP932 になってしまう。「メモ帳」「VS Code」「BOM 付き UTF-8 保存できるエディタ」で扱う。

出荷漏れが見つかった。当日中に出せない場合は?

ロジレスで該当伝票を「出荷待ちに戻す」→ 送り状を破棄 → 翌日以降に再検品 + 再発行(§9-6-2)。突合は自動で対象外に外れる。

Claude 依頼運用との並走確認はどこで?

過去に集荷後実データで Claude 依頼運用と並走、差分ゼロを確認済み。現在は本ツール一本運用。

10. 共通 UI(ヘッダー検索・再読込・エラーログ・設定)

使う機能全画面共通(ヘッダー / サイドバー / ホーム / エラーログ / 設定)

対象どの機能を使うときにも触れる共通部品。「再読込が disabled になっている」「在庫数が古い気がする」「設定 → API クレデンシャルの見方」などを判断するための章

10-1. 画面レイアウト

┌─────────────────────────────────────────────┐
│ [ヘッダー]  商品マスタ検索窓  /  🔄 再読込  /  ユーザー名 ▾ │
├──────────┬──────────────────────────────────┤
│ サイド   │                                       │
│ バー     │           メイン領域                  │
│          │      (各機能画面 / ホーム)            │
└──────────┴──────────────────────────────────┘

サイドバーは常時固定表示(折りたたみなし)。並び順は 業務フロー順 で固定:

ホーム
─ 商品マスタ ─
  商品登録          (機能1)
  商品対応表        (機能2)
─ 入荷 ─
  入荷予定登録      (機能5、マーチャント側)
  入荷(予定あり)    (機能3)
  入荷(予定なし)    (機能4 入荷モード)
─ 出荷 ─
  出庫              (機能4 出庫モード)
  出荷実績突合      (機能7)
─ 在庫調整 ─
  棚移動            (機能6)
  棚卸              (機能8)
  訳あり処理        (機能9)
  倉庫移動          (機能10、フォールバック)
─ システム ─
  エラーログ
─ 設定 ─
  API クレデンシャル等

10-2. ヘッダー商品マスタ検索窓

配置はヘッダー中央。どの画面からでも検索可

10-2-1. 検索仕様

10-2-2. 結果表示項目

内容コピー備考
商品コードロジレス商品コードセルクリックで ロジレス商品マスタ詳細ページが新規タブで開く
SKU(型番)Shopify SKU と同値
ロケーション在庫があるロケ(複数なら改行)蔵前(7110)分のみ表示
倉庫別在庫数蔵前 / 小田原(7158)各在庫数蔵前 / 小田原 両倉庫の在庫を並列表示。倉庫名を表記
出荷期限在庫の出荷期限日(ロット別、複数なら改行)

各セル右側にコピーボタン。商品の詳細編集はロジレス側で行う想定で、ツール側にはコピーと詳細ページリンク以外のアクションは持たない。

10-2-3. ドロップダウンの閉じ方

ロジレス商品マスタ詳細 URL は https://app2.logiless.com/merchant/4120/articles/{8 桁} 形式。13 桁ロジレスコードの上 4 桁(2000) と下 1 桁を除いた中央 8 桁が URL の末尾になる(例: 200028716173728716173)。手動付与 9 桁/自動発番 13 桁 どちらの商品でも開ける。

10-3. 再読込ボタン

配置はヘッダー右上。現在表示中の画面のデータを API から再取得する。

在庫数や対応表が古く見えるときは、まず再読込を押す。ロジレス側で操作した結果がツールに反映されないときは、ロジレス側の処理が終わっているか確認 → 再読込。

10-4. ホーム画面と処理履歴

ホーム画面の主目的は 「直近の処理履歴」の俯瞰

[ホーム]

▼ 直近の処理履歴(最大 20 件)
  日時          機能          SKU      ロット      期限      処理内容           ユーザー
  05-03 14:23   訳あり処理    FM-J     -           -         訳あり化           kaname
  05-03 13:10   出庫CSV       NCZ      LOT001      26-04-30  50 個 出庫         kaname
  05-03 11:45   出荷突合      -        -           -         57 件突合済        kaname
  ...

履歴に記録される項目

項目内容
日時処理実行日時(YYYY-MM-DD HH:MM)
機能名訳あり処理 / 出庫 CSV / 入荷 CSV / 棚卸 など
SKU対象 SKU(複数なら代表 1 件 + 「他 N 件」)
ロットロット番号(あれば)
賞味期限対象在庫の出荷期限日(あれば)
処理内容「50 個 出庫」「W2 集約」など短い説明
実行ユーザーログインユーザー名

10-5. ログイン・ログアウト

セッション切れで操作が止まったときは、再ログインしてから同じ画面に戻れば作業を続けられる。入力中の編集行はリロード時に失われる(localStorage 永続化されているのは棚卸機能のみ)。

10-6. 共通 UI 部品

複数の機能で再利用される共通コンポーネント。

コンポーネント使われる場面挙動
CsvDropzone機能1 / 2 / 5 / 7 / 8 で CSV 取込D&D + クリック式。全機能で同じ操作感
STEP 4 アップロードリンク機能3 / 4 / 6 / 9 タブ1 で CSV DL 直後ロジレス オペレーター画面(bulk_receipt / bulk_issue / bulk_moving 等)への直リンクが画面に出る。ボタンを押すと新規タブで開く
在庫一覧テーブル機能4 / 6 / 9 タブ2 などSKU・商品コード・ロケ・期限・ロット・在庫数・ステータスの 7 列。デフォルトソートは SKU→ロケ→期限の昇順
ステータス表示在庫一覧テーブル内保管中: 通常表示 / ピッキング中: 行全体グレーアウト(操作不可) / 保留: 行頭に黄色マーク
CSV 出力プレビュー全機能の CSV 生成前生成 → プレビュー(全行)→ DL ボタンで確定 の 2 段階。プレビュー画面では値の手修正は不可(戻って修正する)
ローディング表示全機能(1) 画面全体スピナー / (2) スケルトン / (3) ボタン内スピナー の 3 パターン。連打は全ボタン無効化で防ぐ
ConfirmDialog削除・確定系操作「本当に実行しますか?」を統一スタイルで(ab2a47c で共通化)

10-7. エラー表示の見方

ツール内のエラーは 4 タイプに分類されて表示される。

タイプ対処
ネットワークAPI 応答なし、タイムアウト、503少し待って再読込
認証セッション切れ、401ログイン画面へ自動リダイレクト → 再ログイン
業務入力バリデーション NG、必須未入力入力欄直下の赤文字を読んで修正
ロジレスロジレス API から業務エラー応答原文 + 解説(ツール側補足)がダイアログ表示される。例: 「物理引当不可」 → 解説「該当ロケに在庫がない、または引当できない状態」

表示パターン 3 種

パターン用途見た目
インライン業務エラー(入力バリデーション)入力欄直下に赤文字
トースト軽微な通知画面右上に 3 秒で自動消滅
ダイアログ重大エラー(処理失敗・データ消失リスク)モーダル、明示的に閉じる

原則リトライしない(手動で再試行)。例外は HTTP 429(レート制限)のみツールが 1 回だけ自動リトライする。

10-8. エラーログ画面(システム)

サイドバー → システム → エラーログ。ツール内で発生したエラーを画面で確認する。phpMyAdmin で DB 直接アクセスせずに済むようにするための画面。

[エラーログ]

期間: [過去 24 時間 ▼]   タイプ: [すべて ▼]    [更新]

発生日時             ユーザー    タイプ          メッセージ
2026-05-06 14:23:11  kaname     Rate Limit      ロジレス API の利用制限に達しました
2026-05-06 11:05:42  arai       認証エラー       セッションが切れました
2026-05-06 09:15:03  -          システムエラー   Internal Server Error
...

(行クリックで詳細モーダル: 秒まで日時 / フルメッセージ / リクエスト URL / スタックトレース)
フィルタ選択肢
期間過去 24 時間 / 過去 7 日 / 過去 30 日
タイプすべて / ネットワーク / 認証 / 業務 / ロジレス / システム

10-9. 設定(API クレデンシャル)

サイドバー → 設定 → API クレデンシャル等。read-only で状態を確認 + 接続テスト用の画面。

倉庫設定 — 蔵前(7110) / ココドット(7158) — も同画面で確認できる。両倉庫モードで動く機能(機能5 入荷予定 / 機能10 倉庫移動 / ヘッダー検索)はこの設定値を参照する。

10-10. よくある質問

在庫数が ロジレス画面と合わない。どうする?

まず 🔄 再読込を押す。それでも合わなければロジレス側の操作が完了しているかを確認(出荷作業中の伝票は引当中扱いで「保管中」から外れる)。ヘッダー検索で SKU を引いて 蔵前 / ココドット 在庫を見比べ、ステータス内訳を確認。

再読込ボタンが灰色で押せない。

そのページが再読込登録をしていない。ホーム・ログインなどはこのパターン。データを再取得したい場合は各機能画面に移動してから押す。

ログインしたらすぐログアウトされる。

セッション Cookie が保存されない設定 になっている可能性。ブラウザの cookie 設定を確認。改善しない場合は Kaname へ。

エラーログ画面に同じエラーが大量に並んでいる。

同じ症状で複数ユーザーが踏んだか、リトライが多発した可能性。タイプフィルタで絞り込み、最新の 1 件の詳細(リクエスト URL・スタックトレース)を見て、Kaname に共有する。

設定画面で「API 接続テスト」が NG。

ロジレスのトークンが何らかの理由で更新できていない可能性。Kaname に連絡 → OAuth 再認可フロー(初期セットアップ用)を実行することで復旧する。

11. 困った時(章横断トラブル早見表)

使う機能本章は機能横断の早見表。具体的な対処は各章の該当節を参照

対象「あれっ?」となった瞬間に開く。各章の「よくある質問」と重複しない章横断ケースのみ集約

各章の「イレギュラー対応」「よくある質問」も併読推奨。本章で解決しない場合は 最終的に Kaname へ Slack / 口頭で確認(エスカレーション)。

11-1. 受注 / 出荷フローのトラブル

症状確認順 / 対応参照
送り状 CSV 取込エラーCSV 形式 → e 飛伝 III テンプレート照合 → 手動修正第 2 章
MP スキャン不通出荷伝票ステータス確認 → 出荷管理番号バーコードか確認 → USB / バーコード種別第 2 章
Shopify / 楽天 に追跡番号反映されないロジレス出荷済みか確認 → 数分待つ → 30 分超なら手動転記第 2 章 / 第 9 章
個別キャンセル出荷待ち以前 = マーチャントでキャンセル / 作業中 = 出荷待ちに戻す → キャンセル / 出荷済み = データ上 OK だが物流は止まらない第 2 章
お届け希望日変更で出荷漏れリスク受注編集だけでは出荷予定日が追従しない → 出荷伝票編集から出荷予定日も別途更新第 2 章
確認待ちタブに大量に伝票が溜まっている朝一でまず確認待ちを 0 にする運用。マクロ判定 / 住所不備 / のしの鉄人連携 などの理由を 1 件ずつ見て対応 → 「対応済み」第 2 章 / 第 8 章 受注マクロ

11-2. 入荷 / 在庫操作のトラブル

症状確認順 / 対応参照
商品マスタに未登録の商品が届いた新商品なら 第 7 章 商品登録 で先に登録 → 商品コードが採番されてから入荷予定 / 入荷 CSV を作る第 3 章
賞味期限が引当不可日数を切っているそのまま入れると 保留 状態。判断: 保留のまま入荷 → 後で訳あり化 / 廃棄 / 受け入れ見送り第 3 章 / 第 6 章
入荷予定を間違って登録したオペレーターには削除/キャンセル機能なし → マーチャントアカウントに切り替え → 入荷予定一覧 → 詳細 → 「操作 → 入荷予定をキャンセル」第 3 章 §3-8
出庫が在庫超過で弾かれた保管状況を最新でエクスポート → 残数を再確認 → 数量を残数の範囲に修正 → 取り込み直す(部分処理なし)第 4 章 §4-2
ロケ名のコピーミス(引当不可ロケが長い名前)大文字小文字・全半角・括弧の種類・コロン・スペースに注意。在庫サジェストからの選択で完全一致(手打ち禁止)第 4 章 §4-7
倉庫移動の詳細画面リンクが開けないLOGILESS の倉庫間移動伝票 URL は実機確認中(V38)。リンク切れの場合は Kaname へ第 4 章 §4-7
引当不可ロケに在庫がたまる機能6 ワンボタン W2 集約を日次/週次で実行 → 第 6 章で _S 振替 / 訳あり化 / 廃棄 の判断第 4 章 §4-4

11-3. 棚卸 / 訳あり処理のトラブル

症状確認順 / 対応参照
棚卸 STEP 2「実数 = 理論で上書き」を忘れた差分 CSV に含まれなかった全行が在庫 0 で確定 → 消失。STEP 2 は絶対飛ばさない第 5 章 §5-3 STEP 2
棚卸後の在庫増減ミス確定後の自動取消なし → 入荷 / 出庫 CSV で逆方向操作。(a) 増やしすぎた → 出庫 / (b) 減らしすぎた → 予定なし入荷 / (c) 期限間違い → 旧期限を出庫 + 新期限を入荷第 5 章 §5-7
ピッキング中残がゼロにできない出荷作業中伝票を「出荷待ちに戻す」(現場と要調整)。それでも解消しなければ棚卸を後ろ倒し第 5 章 §5-7
Ghost 商品が棚卸 CSV に混ざる機能8 ツールが自動除外。漏れていたらハードコードリスト未登録の可能性 → Kaname へ第 5 章 §5-5 パターン D
既に _S 版が存在するのに新規作成しようとした商品コード or 型番の重複でロジレスが弾く。既存 _S 版に振替する第 6 章 §6-9
改廃品の旧 → 新マッピングが分からないマーチャント側に確認 or 判断保留して W2 集約だけ先に行う(機能9 タブ2 W2 集約)第 6 章 §6-6
訳あり化したのに Shopify で「訳あり」表示にならない仕様。ロジレス側だけ訳あり扱いでフロントは元のまま、または Matrixify で別途更新第 6 章 §6-5 警告

11-4. 商品登録 / 連携のトラブル

症状確認順 / 対応参照
STEP 3-2 で「失敗 N 件」が出たSTEP 3-1 の投入漏れ(型番未ヒット)の可能性大。ロジレスで該当型番を検索 → 未登録なら STEP 3-1 を再投入 → STEP 3-2 を再実行第 7 章 §7-2 STEP 3-2
STEP 3-1 と STEP 3-2 の順序を逆にしてしまったSTEP 3-2 が「型番未ヒット = 未登録」で全失敗。STEP 3-1 を先に投入してから STEP 3-2 を再実行第 7 章 §7-7
ロジレスに商品はあるが対応表が無い機能2 から ArticleMaps CSV を投入。新規 _S 版 / Ghost 親の対応表だけ漏れたケースは、機能1 STEP 3-1 → 3-2 → 3-3 で再生成第 7 章 §7-6
Shopify に商品が無い(対応表ヒットしない)Shopify Matrixify CSV を機能1 から再生成 → Matrixify アプリに投入第 7 章 §7-6
在庫が Shopify / 楽天 に連携されない(1) ロジレス対応表に SKU が紐付いているか / (2) Shopify「Inventory」が「ロジレス連携用ロケーション」か / (3) 楽天は RMS 側の在庫管理設定確認第 7 章 §7-6-2
既登録 _S 版 / Ghost 親 の識別コードが歯抜け過去に手で登録された分は識別コードが空のことがある。歯抜け修正の一括処理は Kaname に依頼第 7 章 §7-7

11-5. 出荷実績突合のトラブル

症状確認順 / 対応参照
「漏れ候補」が出た(1) 倉庫の集荷待ちエリアに該当伝票がないか目視 / (2) shukka_rireki の取得期間を広げて再取得 / (3) 検品後に出荷待ちに戻し忘れていないか確認第 9 章 §9-7
「不明」分類に出てきた(a) 出荷後キャンセル / (b) 戻し時に送り状破棄忘れ / (c) 別日の送り状が混入。1〜2 件なら原因確認しつつ運用継続、増えたら作業見直し第 9 章 §9-8
「e 飛伝手動発行」分類が出た通常運用では原則 0 件。1 件以上出たら現場で確認(e 飛伝 UI から直接発行された送り状 → 経緯を追う)第 9 章 §9-3 Step 4
CSV を投入したら CP932 エラーUTF-8 BOM で保存されているか確認。Excel で開いて保存すると CP932 になる。メモ帳 / VS Code で扱う第 9 章 §9-5-1
検品後に「出せない」と判明ロジレスで「出荷待ちに戻す」→ 検品日時クリア → 突合対象から自動除外 → 送り状破棄 → 翌日以降に再発行第 9 章 §9-6-2

11-6. ツール共通のトラブル

症状確認順 / 対応参照
在庫数がロジレス画面と合わないまず 🔄 再読込 → それでも合わなければロジレス側の操作完了を確認(出荷作業中の伝票は引当中で「保管中」から外れる)→ ヘッダー検索で SKU を引いて蔵前 / ココドット 在庫を見比べ第 10 章 §10-3
再読込ボタンが灰色で押せないそのページが再読込登録をしていない(ホーム・ログイン等)。各機能画面に移動してから押す第 10 章 §10-3
ログインしたらすぐログアウトされるセッション Cookie が保存されない設定の可能性。ブラウザの cookie 設定を確認第 10 章 §10-5
API 接続テストが NGロジレストークンが何らかの理由で更新できていない。Kaname へ連絡 → OAuth 再認可フローを実行第 10 章 §10-9
エラーログ画面に同じエラーが大量に並ぶタイプフィルタで絞り込み → 最新 1 件の詳細(リクエスト URL・スタックトレース)を Kaname に共有第 10 章 §10-8
セッションが切れて入力が消えたlocalStorage 永続化されているのは 棚卸機能のみ。それ以外の編集行はリロード時に失われる。長時間放置せずこまめに DL する運用第 10 章 §10-5 / 第 5 章 §5-3 STEP 5

11-7. 定期タスク / 設定のトラブル

症状確認順 / 対応参照
楽天受注が取り込まれないlicenseKey 切れ(90 日周期更新)→ 第 12 章 の手順で更新第 12 章 §12-1
倉庫振り分けが想定外マクロ評価順序 / 振り向けマクロ ON/OFF を確認第 8 章 受注マクロ
蔵前(7110)以外の倉庫操作をしたいマーチャント側操作(機能5 入荷予定 / 機能1 商品登録 / 機能10 倉庫移動)は両倉庫対応。オペレーター側操作(機能3/4/6/7/8/9)は 蔵前専用、ココドット側はココドット側オペレーターが別系統で運用第 3 章 / 第 4 章

11-8. エスカレーション基準

以下のいずれかが当てはまったら Kaname へ Slack / 口頭で確認:

12. 定期タスク

使う場面周期で必ず発生する保守タスク。期限が来たら / メール通知が届いたら 実行する

12-1. 楽天 licenseKey 更新(90 日周期)

楽天 API 連携の認証キー(licenseKey)は 90 日で失効。失効すると楽天店舗からの 受注取込・在庫連携・出荷実績送信 のすべてが止まる。

トリガー

楽天市場から 「【楽天市場】licenseKey の有効期限のお知らせ」 という件名のメールが届いたら更新作業に入る。期限到来前に通知が来る。

▶ Step 1: RMS で新しい licenseKey を発行

  1. RMS にログイン
  2. 店舗様向け情報・サービス6 WEB API サービス
  3. 2-1 アプリ一覧 → セキュリティチェックを通過
  4. ライセンスキーの確認・変更 → 表示テキストを入力 → 確認する
  5. 新しいライセンスキーを発行 を押す

▶ Step 2: ロジレスに新しい licenseKey を上書き

  1. マーチャント画面で 組織設定 → 店舗 → プラットフォームが楽天市場の店舗を選択
  2. 連携API 設定
  3. licenseKey 欄に Step 1 で発行した値を入力 → 送信

反映タイミング

更新後、エラー状態が解除されるまで 20〜30 分かかる。即座には反映されないので、慌てて連続操作しない。

公式マニュアル

LOGILESS ヘルプセンター「楽天市場 licenseKey を更新する」を参照。

12-2. その他の定期タスク

タスク頻度担当
引当不可ロケ → W2 集約(機能6 ワンボタン)日次〜週次オペレーター側第 4 章 §4-4
W2 滞留在庫の処置判断(_S 振替 / 訳あり化 / 廃棄)週次〜月次マーチャント / オペレーター第 6 章 §6-2
全体棚卸四半期〜半年に 1 回オペレーター主導 + マーチャント周知第 5 章
エラーログ画面で異常確認週次Kaname第 10 章 §10-8
古いログの自動削除月次(cron 自動)—(自動)第 10 章 §10-8 保持 3 ヶ月

付録(CSV サンプル一覧 / リンク集 / 改訂履歴)

A. サンプル CSV 一覧

用途ファイル名列数文字コード本書参照
商品マスタ(通常品)article_master_sample.csv16UTF-8 BOM第 7 章
商品マスタ(ケース販売)assortment_*_sample.csv17UTF-8 BOM第 7 章 §7-4-4
商品対応表article_map_sample.csv2UTF-8 BOM第 7 章 §7-3
入荷予定inbound_schedule_sample.csv3UTF-8第 3 章 §3-2
入荷(予定あり)inbound_with_schedule_sample.csv6UTF-8第 3 章 §3-4
入荷(予定なし)inbound_sample.csv5UTF-8第 3 章 §3-5
出庫outbound_sample.csv5UTF-8第 4 章 §4-2
棚移動location_move_sample.csv6UTF-8第 4 章 §4-3
倉庫移動(機能10)warehouse_transfer_*.csv6UTF-8 BOM / CRLF第 4 章 §4-5
棚卸サマリー(取得用)physical_inventory_summaries_sample.csv8UTF-8第 5 章 §5-3
実地棚卸(投入用)physical_inventory_sample.csv5UTF-8第 5 章 §5-4
送り状(ロジレス → 佐川)waybill_sample.csv74CP932第 2 章 STEP 4
出荷履歴(佐川 → ロジレス)shukka_rireki_sample.csv91UTF-8 BOM第 9 章
出荷伝票(突合用エクスポート)OutboundDeliveries-*.csv12UTF-8 / CRLF第 9 章 §9-2-1

B. 関連リンク

用途URL / 場所
LOGILESS マーチャント / オペレーター ログインhttps://app2.logiless.com/
LOGILESS 商品マスタ詳細ページhttps://app2.logiless.com/merchant/4120/articles/{article_url_id}(第 10 章 §10-2-2 警告)
LOGILESS ヘルプセンター(実地棚卸)https://support.logiless.com/operator/inventory/transactions/physical-inventory/
LOGILESS ヘルプセンター(楽天 licenseKey 更新)https://support.logiless.com/platforms/marketplace/rakuten/rakuten-api/authentication-renewal/
佐川 e 飛伝 IIIクライアント PC のスタートメニューから起動
Shopify 管理画面Shopify ストアの管理画面
Shopify Matrixify アプリShopify → Apps → Matrixify
楽天 RMS楽天店舗管理画面
本ツール(ロジレス運用支援ツール)https://ymy1690.xsrv.jp/tool/(社内専用)

C. 章 ↔ 機能 マトリクス

使う機能主な担当
第 2 章 毎日のフローロジレス UI 中心、機能7 突合のみツールマーチャント + オペレーター
第 3 章 入荷機能5(予定登録)+ 機能3(予定あり)+ 機能4(予定なし)マーチャント(予定登録)+ オペレーター(入荷登録)
第 4 章 在庫操作機能4 出庫モード / 機能6 棚移動 / 機能10 倉庫移動(フォールバック)オペレーター(機能10 のみマーチャント)
第 5 章 棚卸機能8(STEP 5 のみ)、その他は ロジレス UIオペレーター + マーチャント周知
第 6 章 訳あり処理機能9 タブ1(_S 振替 / 廃棄)+ タブ2(訳あり化 / W2 集約)オペレーター + マーチャント(訳あり化のマスタ更新)
第 7 章 商品登録機能1(商品登録)+ 機能2(対応表)マーチャント
第 8 章 受注マクロロジレス マーチャント画面(マクロ編集)マーチャント(保守時のみ)
第 9 章 出荷実績突合機能7オペレーター
第 10 章 共通 UI全機能横断(ヘッダー検索・再読込・エラーログ・設定)全員
第 11 章 困った時章横断トラブル早見表全員
第 12 章 定期タスクRMS + LOGILESS マーチャント画面(licenseKey 更新)+ 各種定期マーチャント(licenseKey)+ 全員

D. 改訂履歴

日付内容
初版蔵前倉庫 運用マニュアル v2 として配布開始。第 7 章 商品登録 / 第 10 章 共通 UI / 第 11 章 困った時 を含む全 14 章構成